400R


下り特急あずさが半径400mのカーブに入った。
瞬間的に車体傾斜装置が反応している。


旧型の振り子式とは違い、自動制御付き空気ばね式車体傾斜装置は安定感があり、ふわっと来るような揺れ方はしない。


この位置あたりでは最大傾斜角度となっているはずだ。その最大傾斜角度は「1.5度」だ。旧スーパーあずさのE351系の制御付自然振子装置が「5度」の最大傾斜角度だったことを考えると、意外なほど小さいと思う。
その小さい角度でもE351と同じ速度で走れるのは、コンピューターによる自動制御が精密に行われているからだろう。