アトリエ日記 27


「アトリエ日記 26」の続き。
動物(着ぐるみ)の描き込みを続け、中の子どもたちの顔も描いた。


更に描き込みを進めている途中で、ある物が落下してキャンバスが裂けた。写真のような状態だが、これはまいったなぁ。


取り急ぎ、裏側に目の粗い麻布を当てて、マットメディウムを接着剤として固定した。
キャンバスは木枠に貼るときに、ある程度の張力がかかっている。なので裂けた部分を放置していると時間とともに傷口が広がってしまうので、それを防ぐために応急処置として傷口を塞いでおくわけだ。


傷口を固定して表側から見たところだが、すでに最初の状態より傷が広がっている。(上)
固定したので表から傷口を埋めるようにフレキシブルモデリングペーストを盛って平らに均す。(下)
ここまでやって、後は翌日に絵そのものの修復をする。

とんだアクシデントに見舞われたが、次回(修復作業)に続く。