戦略大作戦

06091305クリント・イーストウッド主演。原題は「KELLY’S HEROES」
かなり前にテレビの洋画劇場で見て気に入っていた1970年制作の映画です。DVDを捜していたんですがなかなか無くて、つい最近見つけて買ってしまいました。
イーストウッドの他に、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランドが出演しています。

舞台は第二次大戦下のフランス。既にパリは解放され、連合軍はドイツ軍を追撃しつつベルリンへ向かい、ドイツ軍は必死に抵抗しているという状況です。
ケリー(イーストウッド)は、偵察中に捉えたドイツ軍の大佐から金塊がある場所を聞き出します。
無能な隊長がパリへ買い物に行くため3日間の休暇をケリーたちに出すのですが、その休暇を利用して自分たちが個人的に金塊を強奪しに行くというストーリーです。
途中は省略しますが、苦労の末に金塊がある田舎の村に入るのです。しかし銀行の前に1台のタイガー戦車が居座ってどうにもなりません。

戦車のドイツ兵と話を付けるために、ケリー、ジョー(サバラス)、オッドボール(サザーランド)の3人がタイガー戦車に向かってゆっくり歩いていきます。荒野のガンマンばりにウエスタン調のBGMが流れ、誰も拍車なんか付けていないのに拍車の音まで入っています。(笑
タイガー戦車の機銃が3人を狙い、砲塔が回転して撃たれるかと思ったところで砲塔のハッチが開いて戦車兵が一人降りてきます。
「俺たちはお互いにただの兵隊で殺し合うのはばかげている」「銀行をアメリカ軍に渡すなと命令されている」「アメリカ軍じゃなくて俺たちがいただく」「君たちはアメリカ軍だろう」「俺たちは個人としてここに来ている」といったやりとりがあります。
そこで、銀行に1,600万ドルの金塊がある事を話すのですが、その時のドイツ兵の表情の変化が最高です。
この俳優はカール・オットー・アルベルティと言って「大脱走」にも出演しています。正にドイツ兵役の顔してますが、何となく愛嬌もあって私は結構気に入ってたりします。(笑い

「タイガーの大砲で銀行のドアに穴を空けてくれ」
次のカットは銀行のドアが吹き飛ぶ所です。(笑

ドイツ兵たちも分け前をもらって引き上げて行きます。
ケリーたちは金塊をトラックに積み込んでいますが、そこへ将軍の乗ったジープが近付いてきます。
村が開放されたと祝っている村人たちにジョーが「ドゴールが来る」と言うと、村人が一斉に将軍を歓迎しに押しかけジープを止めてしまいます。
その間に、金塊を積んだトラックで逃げ出してThe Endという訳です。

この映画、作品としては一級とは言えませんが、1970年と言えばベトナム戦争が泥沼化していた頃です。
無能な隊長や司令官などを当時の戦争指導者に見たてて道化にし、月給50ドルで死ななければならない兵隊たちをヒーローにしたのでしょうか。

“戦略大作戦” への4件の返信

  1. これは、観ました!!
    ・・・っていっても、全然ストーリー
    覚えてないので、書いていただいて
    助かりました♪
    お金が絡むと、戦争どころじゃない!
    ・・・・なんだかルパン三世の漫画
    みたいですね〜〜〜♪
    あはは・・・・・楽しいです。

  2. 最近映画見てない・・・。
    DVDもだけれど、テレビも。
    フリーになったら、平日の昼間に映画を見に行ける!
    なんて思っていたのに甘かった・・・。
    最近はどんな映画をやっているのかさえ知らなくなってしまったよ〜。

  3. ASさん、いらっしゃい。
    古い映画ですからね〜ストーリーを忘れても無理ありません。
    偉そうなやつとか嫌なやつをコケにして、下っ端が巧くやるストーリーは好きです。(笑

  4. exifさん、いらっしゃい。
    こちらでは映画館は甲府まで出ないとありませんから、たま〜にしか行かないです。
    車で片道1時間かかるし、駐車料金もかかるし、妻や息子と行くとなると食事だの何だので
    一回行くだけで1万はかかりますから、余程でなければ行けません。(笑
    ちょっと見たい程度のは長坂のレンタル店かな。
    古くても好きな映画は時々ネット通販で買います。
    新作の情報だけは仕入れていますけれど。
      ↓
    http://www.apple.com/jp/trailers/

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