麦草峠〜日向木場

八ヶ岳を越える国道299号線の一番高い場所が麦草峠（標高2,127m）です。
白駒池入り口の駐車場から更に西に走ったところで、麦草ヒュッテという山小屋があります。
今回は立ち寄らずに、もう少し先の日向木場という所のベンチで持参の弁当を食べました。ここには展望台があり、南、中央、北の日本アルプスを眺めることが出来ます。

山小屋の食べ物は元々不便な山中で登山者に出す食事が基本です。素朴で良いのですが、値段の割に物足りない感じもありますね。
アザミです。
乾いた空気と冷たさで天然のドライフラワーになっています。
この辺の下草は笹が多いようです。
日向木場は麦草峠より大分下ってきているので、周囲には緑が多いです。
トンボも秋の陽の暖かさを求めて羽を休めています。
夏の短い地域ですから、彼等もそう長くは生きられません。間もなく子孫を残して土に帰っていくのです。
枯れたアザミの花びらのピンク色が名残を惜しんでいるようです。
この写真は坪庭で撮ったものです。
私が初めて麦草峠に来た頃（30年ほど前）は、麦草峠の国道沿いでもこんな立ち枯れの木が多かったんです。何とも荒涼とした眺めでしたが、今では一番上の写真のように緑が多くなりました。
自然のサイクルとして森林が復活してきたのか、それとも地球温暖化の影響なのか・・・？

次回は坪庭の写真をご覧いただくつもりです。