八ヶ岳高原文学の旅2006

061002013年目となった「八ヶ岳高原文学の旅」が10月1日から始まりました。
初日は小淵沢の民話「がんまるさん」の物語の背景を辿る「がんまるウォーク」が行われ、地元の方の案内で小淵沢の町を歩きました。途中、国の重要文化財「旧平田家住宅」では絵本作家松村雅子さんによる「がんまるさん」の語りの会がありました。

写真は、朝9時半にJR小淵沢駅前に集合した参加者の皆さんです。
06100202街中に残る歴史的な建物や街並みを巡り、昔ながらの土の道も歩きます。
柿の実や栗が実る秋の里山をゆっくり歩くのも良い物ですね。

あいにくの曇り空でしたが、天気が良ければ甲斐駒ヶ岳の雄姿が見える眺望の良いコースなんですよ。
06100203旧平田家住宅で「がんまるさん」の語りをするえほん村のマジョこと松村さん。
去年も一昨年もここでやりましたが、雰囲気がぴったりなんです。
民話の語りって、良いものだと思いました。
06100204がんまるさんが一人で持ち上げたという石鳥居がある北野天神社でウォークは終わります。
この日はちょうどお祭りの日で、氏子の人たちによって伝承されているお神楽が奉納されていました。

今回のフォトアルバムはこちら→「八ヶ岳高原文学の旅2006・その1
八ヶ岳高原文学の旅2006・スケジュール


10月1日(日)がんまるウォーク
 小淵沢に伝わる「がんまるさん」のおはなしに縁のコースを歩きます。
 小淵沢駅前 9:30集合
 平田家にて「八ヶ岳むかしはなし・1」 語り「がんまるさん」
 小淵の里、蔵屋敷などを巡るウォーク 北野天神社にてお神楽鑑賞 自由解散


10月7日(土)「八ヶ岳むかしはなし・2」
 えほん村シアター 14:00〜   ※シアターのみ入場無料 「がんまるさん」「きつねのおまいり」


10月8日(日)「八ヶ岳むかしはなし・3」
 えほん村シアター 14:00〜   ※シアターのみ入場無料 「きつねのおまいり」他


10月14日(土)「八ヶ岳むかしはなし・4」
 えほん村シアター 14:00〜   ※シアターのみ入場無料 「がんまるさん」「きつねのおまいり」


10月14日(土)「八ヶ岳むかしはなし・5」
 安達原玄仏画美術館 18:00開場  19:00開演  ※入場無料 「八ヶ岳と富士山の喧嘩話」「かさこじぞう」


10月15日(日)「八ヶ岳むかしはなし・6」
 えほん村シアター 11:00〜   ※シアターのみ入場無料 「かさこじぞう」「がんまるさん」


10月21日(土)「八ヶ岳むかしはなし・7」
 えほん村シアター 14:00〜   ※シアターのみ入場無料 「八衛門どののはなし」「ごろごろ なるいし」


10月21日(土)「八ヶ岳むかしはなし・8」
 平山郁夫シルクロード美術館 18:00開場  19:00開演  ※入場無料 「きつねまいり」他


10月28日(土)「八ヶ岳むかしはなし・9」
 八ヶ岳自然ふれあいセンター 14:30開場  15:00開演  ※入場無料 「ごろごろ なるいし」他


11月5日(日)「八ヶ岳むかしはなし・フィナーレ」
 八ヶ岳南麓に伝わる民話の世界が朗読・詠い語りでよみがえります。
 山梨県立文学館 講堂(全席自由席)  13:00開場 14:00開演 ※入場無料
 「がんまるさん」「きつねのおまいり」「ごろごろ なるいし」「八ヶ岳と富士山の喧嘩話」


主催・八ヶ岳高原文学の旅実行委員会 (ふるさと財団助成対象事業)
協力・八ヶ岳歩こう会 八ヶ岳ネットワーク 平山郁夫シルクロード美術館 安達原仏画美術館
   八ヶ岳自然ふれあいセンター えほん村人形劇場
問い合わせ・えほん村 TEL 0551-36-3139 FAX 0551-36-5363
※参加ご希望の方は「案内チラシと参加申込用紙(300KB)」をダウンロードしてください。

3年の予定で続けてきた八ヶ岳高原文学の旅も今年で一旦締めくくりです。
3年間の成果として「八ヶ岳むかしはなし」の語り用の台本を制作しました。小淵沢の「がんまるさん」長坂の「きつねまいり」大泉の「ごろごろなるいし」の3話を収録した台本500冊を各地の図書館などに贈呈する予定です。

“八ヶ岳高原文学の旅2006” への5件の返信

  1. えほん村の主催なんですね。
    コンクリートの都会を歩くとクタクタになってしまいますが、
    緑豊かな土の上を歩くのってあまり疲れませんよね。
    もちろん体力的にはそれなりに疲れるけれど、心地よい疲れですから気持ちいい。
    むかしはなしを行う場所が変わるのが良いですね。
    普段行かないような場所へ行く切っ掛けにもなるし。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    あ、スミマセン、書き忘れました。
    えほん村の主催ではなくて「八ヶ岳高原文学の旅実行委員会」の主催です。
    えほん村の松村さんが専門家なので中心になっていただいていますが、私たち八ヶ岳ネット
    ワークや八ヶ岳歩こう会など、地域の団体が共同参画で主催しています。
    常設で小さなお話しの会が出来る会場となると、どうしてもえほん村が中心になってしまうの
    ですが、今年はいくつかの美術館などに協力いただけました。

  3. 素晴らしいなあ!!!!
    地元の伝承を語り継ぐのもいいですし
    地域が一体となる為の活動を、皆さんが
    積極的なのもいいですね〜〜〜!!
    本当に、八ヶ岳ネットワークの方々は
    素晴らしいですね。
    こちらでも語り部の活動をされている
    人達はいますが、まだまだここまでは。
    くまぱぱさん、頑張って下さい♪
    蔭ながら応援させて頂きます。

  4. ASさん、いらっしゃい。
    このイベントは既に3年目ですし、えほん村のマジョさんという専門家が中心になって企画
    しているので、私などは大したことはしていないです。
    来年からはまた少し変わった形になると思います。

  5. 県立文学館で八ヶ岳むかしはなし

    「八ヶ岳高原文学の旅」の一環として、今年は10月1日から「八ヶ岳むかしはなし」のイベントを八ヶ岳エリアの美術館などで毎週続けてきました。そのフィナーレであり、3年間の集大成とも言える催しが、来る11月5日(日曜日)に、甲府市にある山梨県立文学館にて開催されます。…

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