バンクシーって誰?展 2


「バンクシーって誰?展 1」の続きです。
代表的な作品はネットでもたくさん紹介されていますから、見たことのある方も多いでしょう。


バンクシー自身がこの作品で風刺しているように、消されたり上描きされてしまった作品あります。調査を元に復元された作品も展示されています。


ストリートアートは元々抵抗であり反逆であるわけです。多分作者は特定されているでしょうが正体を表沙汰にされないのは、バンクシーのアートが一般市民に広く受け入れられているからでしょう。

美術品などのデリケートな品の保存保管を基幹事業としている寺田倉庫は、こういう展示には最適の会場でしょう。
バンクシーが描いた壁面が大事に保存されるのも消されてしまうのも、それがストリートアートの本来の姿のはずですから、今回の展示がテーマパーク的になってしまったのもやむを得ないことなのかもしれません。
まあ、そういう理屈をこねないで楽しむのが現代アートですから、私はとても良かったと思います。
「バンクシーって誰? 展」の東京会場は、12月5日(日)が最終日となります。
その後は、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡と巡回するそうです。