絵画用キャンバスについて


「Abstract Painting 1」の続きです。(タイトルは違いますが)
キャンバスの代わりの安いものと言うと、最初に思い浮かぶのがキャンバスボードです。


厚紙か薄い合板に布を貼り付けたもので、縁は裏に巻き込んで裏紙を貼ってある場合が多いです。縁が断ち切りだったり、布を貼らずに厚紙にキャンバス風のエンボス加工をしたものもあります。
どちらにしてもキャンバスボードは、木枠のキャンバスのように弾力はありませんし、弾力を調整する機能もありません。


上諏訪の岩谷画廊に、なにか使えそうなものがないか行ってみました。ここでも基本的にはキャンバスとキャンバスボードなのですが・・


絵画用の木製パネルがありました。このサイズで1,177円は写真用木製パネルに比べて高いですが、材質も仕上げもとても良かったです。写真の場合はプリントを貼ってしまうので、パネルの表面仕上などは関係ないですからね。


木製パネルに絵を書く場合はジェッソ(下地塗料)を塗る必要があります。まあ、それを考えれば写真用のパネルを使っても良いのです。
どちらにしても木枠のキャンバスより少し安いくらいですが、サイズが大きくなるほどキャンバスとの値段の差が大きくなります。

また、キャンバスボードも木製パネルも、木枠キャンバスのような弾力はありませんから、その点は我慢できるかどうかですね。
キャンバスに筆を当てたときの指に伝わってくる反発。それこそが油絵(アクリルでも)の醍醐味と快感なんですから。
それを気にしないなら、安さという点ではキャンバスボードが一番で、習作用には良いと思います。
ただ、厚みがないので、飾る場合には額縁に入れる必要はあるでしょう。