ぬり絵式 花の描き方・2

080410013月に書いた「ぬり絵式 花の描き方・1」の続きです。
少し日が空いてしまいましたが、先ずは前回の記事をご覧ください。
鉛筆の線画にペン入れをして「ぬり絵」そのものが出来たところでしたね。
今回は、水彩色鉛筆で順を追って彩色していきます。

先ずは黄色い花の方です。朱色の水彩色鉛筆で、写真のように軽く色を付けます。
水を含ませて筆でなぞると色が濃くなるので「うっすら」という感じで良いです。
08041002水筆でなぞったところです。
上の写真と比べると、実際に色が濃くなった感じが分かるでしょう。

この時、花びら全部を一度に彩色しないでください。
先ず一枚の花びらに水彩色鉛筆を塗り、それを水筆でなぞり、それが乾いたら次の花びらに水彩色鉛筆を塗り・・そんな感じで、花びら一枚ごとに仕上げていきます。
面倒なようですが、それが上手く仕上げるコツです。
08041003黄色い花(現時点では朱い花ですが・・)が済んだら、白い花に色を付けます。
白い花に「色を付ける」というのも変ですが、ここでは黄緑色を薄く塗ります。
黄色い花と同じように、花びら一枚ずつ水筆でなぞって仕上げていきます。

黄緑色を塗っては居ますが、あくまでも「白い花を描いている」という気持ちだけは忘れないでください。
08041004花心の部分の黄色を塗ります。
これは花粉の色ですから、花びらの部分より濃く強く仕上げます。
黄色の水彩色鉛筆を少し強めに塗って水筆でなぞります。
濃淡を付け、丸みのある立体感を出すようにします。

一応全体に色が付きましたが、まだこれでは平面的すぎますね。(笑
08041005花心の部分は、黄色をなぞった水筆の水分が半渇きの頃を見計らって、オレンジ色の水彩色鉛筆で点々と叩くように濃淡を付け、丸みのある立体感を出します。

花びらの方も、黄色い花は朱色が完全に乾いた上に黄色を、白い花は黄緑が完全に乾いた上に緑を重ねて立体感を出していきます。
黄色は少し濃いめに塗って大丈夫ですが、緑の方はかなり気をつけて薄めにします。
あくまでも「白い花」ですからね。
写真はまだ途中ですが、色を塗り重ねた花と、塗り重ねる前の違いが分かりますね。
次回は更に色を塗り重ねて立体感を出し、背景を彩色して仕上げます。

“ぬり絵式 花の描き方・2” への1件の返信

  1. ぬり絵式 花の描き方・3

    「ぬり絵式 花の描き方」の最終回です。先ずは前回までの記事をご覧ください。「ぬり絵式 花の描き方・1」「ぬり絵式 花の描き方・2」水彩色鉛筆

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