映画「いのちの作法」を観て

09031701風路さんの呼びかけで自主上映を計画している、記録映画「いのちの作法」ですが、15日の「第7回 高校生芸術の祭典」で上映され、観てきました。
良い意味で、ちょっと予想とは違いました。

「住民の生命を守るために、私は自分の生命をかけよう」と言った、昭和30年代の深沢晟雄村長の物語だと思っていたのですが・・
自主上映実行委員会の皆さんの中でも15日に観られたのは一部の人なので、今まで内容については書かないようにしていました。
20日に甲府で観てきた人が多いはずなので、一応解禁としますが。(笑

もちろん、深沢村長のことはきっかけを作った人であり、その功績は紹介されて居ますが、映画の主役・・主題は、沢内の今を生きる人々です。
老人や障害者のグループーホーム、授産施設・・そこに入っている人も受け入れる地域の人も、皆が明るく優しいんですよね。
親による虐待などで施設にいる都会の子どもたちを、一時ではあっても家族のように村全体で受け入れる・・なんか、いいなぁ・・と思いました。

ネタバレは感心しないので解説はしませんが、じんわり効いてくる感動があります。
そして、この映画を高校生芸術の祭典で上映した、実行委員会の高校生諸君に賞賛を送りたいと思います。

全ての人に観て欲しい映画ですが、特に、未来を背負う若い人たちに観て欲しい。
敢えて言わせてもらえば、十数年の内に介護される立場の私たち中高年世代よりも、これから、そして正に今、子供を育て、老人を支える若い世代の人たちにこそ観て欲しい映画だと思います。

“映画「いのちの作法」を観て” への2件の返信

  1.  須玉に続いて甲府の文学館で開かれた『いのちの作法』自主上映会に行ってきました。会場の大きさに比べてプロジェクターが小型だったのか、画面がちょっと暗くて景色全体がなんとなく暗いイメージになってしまっていたのが残念でしたが、監督、撮影監督、挿入音楽を担当したウクレレ奏者の鼎談が聞けて、またひとつ映画への気持ちが深まりました。見た人がどのように受け止めるか、自主上映をする実行委員会が映画から何を受け取って欲しいかなど、もっともっと実行委員会で深めていく必要があるなあ、と感じました。これからもよきアドバイス、宜しくお願いします。

  2. 座長さん、いらっしゃい。
    次の実行委員会では、委員の皆さんがどう受け止めたかが中心になりますね。
    それによって今後どうしていくか、ということでしょう。
    私としては、若い人たちに見てもらいたいという気持ちが強くなってきたのですが・・

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