白から茶色へ・・

09120801何の話かと思ったでしょうか?
道路のガードレールの色です。
清里高原道路のガードレール取り替えが進んでいます。

写真は、八ヶ岳南麓風景街道の会が作った「シーニックデッキ」の所ですが、ご覧のように片側は茶色のものに取り替え済みです。
09120802白で、しかも面積が広く、目立つだけでなく視界を遮断してしまうガードレールを、茶色で細く、目立たずに透過性の良いガードパイプに変更しています。
景観に良いだけでなく、道路外から道路へ入る時に視界の妨げにならないので、安全性もアップします。
09120803こちらの方向は、反対側も交換済みです。
2枚目の写真と比べると、かなりスッキリしていますよね。
車がぶつかった場合の強度は、白いガードレールとほぼ同じだそうです。
09120804これは工事中の写真です。
手前は白いガードレール、工事車両の向こうは茶色のガードパイプです。
遠目だと、まるで何もないように見えますよね。
09120805赤い柱のようなものは杭打ち機です。
それに添えられている茶色の支柱は、人の背丈より完全に高いですね。
こんな長さの支柱が埋め込まれているとは思いませんでしたが、車の転落防止という役目なので、当然なのかも知れません。
結構急ピッチで工事が進められています。
八ヶ岳南麓風景街道の会では、新しいガードレールを設置する場合は、景観を阻害しにくい茶色いものが望ましいと、北杜市や山梨県と一緒に考えてきました。
今回のガードレール交換は、山梨県によって実施されたものです。
多くの観光客や住民が利用する道路ですから、きっと良い見本になることでしょう。

“白から茶色へ・・” への4件の返信

  1. 観光地ですから目立たない方が良いですね。
    しかし、人の背丈ほどのポールが打ち込まれていたんですね。
    すごいな〜。

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    八ヶ岳一帯(市街地を除く県内のほぼ全域)は、県の設置基準で茶色が指定されているんです。
    市街地では、白も使えますが、グレーかベージュが望ましいとされているようです。
    その基準の方が道路より後に出来たんですが、それでも「可能な所から」交換して行くという
    姿勢を、県自らが手本を示したような感じです。
    どう考えても「白いガードレールが似合う地域」というのは、あまり無さそうですよね。(笑

  3. 八ヶ岳南麓風景街道の会、地道に活動し、成果も上げているということに敬意を表します。
    「歩こう会」もメンバーになっているということで、ワークショップにも参加したいと思いつつ、なかなか果たせていません。

  4. 風路さん、いらっしゃい。
    ありがとうございます。
    風景街道の会が発足して4年になりますが、市民団体に行政(北杜市、山梨県、国交省)も加わった
    「パートナーシップ」という形だったのが良かったと思います。
    最初は互いにギクシャクした関わりでしたが、特にワークショップをスタートしてから、お互いの
    考えがスムースに伝わるようになり、一緒に考える事が大切だとよく分かりました。

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