富士急行モ1号

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富士急行河口湖駅前に保存展示されている電車です。
富士急行の前身、富士山麓電気鉄道が1929(昭和4)年に新造しました。

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今見ると昔の路面電車のような運転装置です。
木張りの室内に、丸いハンドル形の手動ブレーキもあります。

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日本車輌製造の銘板。
リベット止めの車体です。

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低い位置に取り付けられたヘッドランプ。
時代を感じさせるデザインですね。

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全長は15m、前面非貫通の両運転台の電動車です。
新造時はパンタグラフが2個取り付けられていたそうです。

その後、車体を17mの物に載せ替えたため取り外された15mの車体は長野県の上田丸子電鉄へ譲渡されました。
その15m車体の電車も1983(昭和58)年に廃車され、それを富士急行が引き取りました。
そして創業60周年記念企画として製造時の姿に復元したものを河口湖駅前に展示しているのです。