サブダの「ピーター・パン」

12091501「八ヶ岳ポップアップ絵本フェスティバル」が今日で閉幕します。
えほん村の「とびだす絵本がいっぱい展」も最終日です。
私も自分用に、気に入っていた一冊を購入しました。



ロバート・サブダ作の「ピーター・パン」です。

12091502これは、ピーターがウエンディたち3人を連れて、ロンドンの空へ飛び出す場面です。
とても立体的な重なりのある見事な仕掛けです。
複雑さでは、有名な「アリス」のトランプのシーンを凌ぐでしょう。
12091503これは海賊船でピーターとフックが戦うクライマックスシーンです。
本の中に収まるのが不思議なほど大きな海賊船です。
しかも脇には、フックを飲み込もうと待ち受けるワニまで飛び出してきます。
ピーター・パンのしかけ絵本は何種類もあって、どれも人気があります。
でも、仕掛けの大胆さと複雑さでは、このサブダのピーター・パンが最高峰でしょう。
大変人気のある本ですが、仕掛けの複雑さが制作上の難点となり、残念ながら絶版となってしまったそうです。