甘草屋敷

12022501国の重要文化財に指定されている旧高野家住宅です。
江戸時代、幕府に納める甘草(かんぞう)を栽培していたことから、甘草屋敷と呼ばれています。
中央線塩山駅の北口を出ると目の前です。



中央奥が主家、右手前が巽蔵(たつみぐら)です。

12022502主家は切妻造の茅葺型銅板葺です。
前面上部に2段の突き上げ屋根があるのが大きな特徴です。
内部は三階構造になっていて、上層階は甘草の乾燥に使われたそうです。
12022503こちらは妻面ですが、白壁と木組みが美しいですね。
高さのある大きな屋根です。
門は「裏門」と呼ばれ、文庫蔵などのある裏庭に通じています。
12022504特産品などのおみやげの売店です。
「長屋」と呼ばれている建物です。
右奥の板戸があるのが巽蔵です。
12022505東側の通りから見た「小屋」と呼ばれる建物です。
小屋という呼び名ですが、普通の茅葺屋根の民家の大きさは充分あります。
12022506小屋の前から南側を見た写真です。
大きな瓦屋根の建物は「文庫蔵」で、その向こうの小さな茅葺きが「東門」です。
その向こうの白壁が「長屋」で、更に向こう側に「巽蔵」があります。
配置が分かり難いと思いますので「こちらの配置図」をご覧ください。

甘草屋敷では、2月11日から4月18日まで「ひな飾りと桃の花まつり」が行われています。
普段は昔ながらの民家の土間や座敷を見学できますが、この期間は屋敷の座敷いっぱいに雛壇とつるし雛が飾られています。
次回はその雛飾りをご覧いただきます。

“甘草屋敷” への3件の返信

  1. これは立派なところですね。
    近くにあればすぐにでも行きたいくらいです。(^^)
    桃の花まつりも楽しみです。

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    私もこれほどのものとは知りませんでした。
    機会があれば是非どうぞ。

  3. 甘草屋敷のひな飾り

    「甘草屋敷」では、沢山の雛人形が飾られていました。 特に謂れのあるものばかりでは…

コメントは受け付けていません。