今回も30年前の代々木公園で、撮影は過去ログ写真館・4と同じ日の午前中でしょう。
珍しく手づくりの連凧を揚げている人が居たので何枚か写しました。
この写真はフジのネオパンSSSというフィルムを使っています。感度はASA200(現在のISO200)ですからTRI Xの半分ですが、当時の国産フィルムでは最も高感度でした。階調もTRI Xよりは柔らかいので人物には向いていたかも知れません。
「それ!あがれ!」
この人が連凧の主ですが、なんか「マンガ家風」という感じのベレー帽が印象的なおじさんでした。
風の具合によってスムースに上がってくれないようで、時々は糸がたるんで結構大変そうでしたよ。
「顔」
凧に描かれた顔が地上の人間たちを見下ろしています。地上からはそれよりずっとたくさんの目が凧を見上げて居ます。
この連凧は完全に手づくりだったようで、描かれている顔は色とりどりの絵の具で塗られ、表情もそれぞれでした。
凧が揚がっていると遠くからでもよく見えますから、人がどんどん集まってくるんですね。ちょっと後ろへ下がると誰が揚げているのか分かりません。
凧関連を検索してみましたら、大変よく書かれたサイトがありました。→「大橋栄二の凧大図鑑」
「眼差し」
右側のメガネの人が凧の作者ですが、凧が調子良く揚がっている時は子どもたちにロープを持たせていました。
子どもたちの真剣な目。大人たちの楽しそうな顔が印象的です。
たまたま公園に居合わせた人たちが楽しい時間を共有していました。
「眼差し」の人の集まり方があまりにもカメラの所だけ集まりましたって感じで不思議な気がしました。
昔の青春群像映画のようで・・・。
でも「顔」の後ろ姿を見ればこんなに沢山の人がいた中の真ん中だけを切り取ったと言うのがわかるんですけれどね。
右側にいる人(前二人の肩に手を回した人ね)の腰のくねらせ方が妙です。
やはりファッションや髪型などが昔の写真なんだなって感じですよね。
exifさん、いらっしゃい。
そうそう。たくさん居る中のこの部分です。
この時のレンズは105mmを付けていたと思います。
腰のくねらせ方が妙、、ですよね。(カマっぽい、、、笑
この人が居たからこの写真はボツにしようかと思ったんですがね。
くまぱぱさん、おはようございます。
連凧の昔の写真、人物が生き生きしていて
当時のファッションも分かって面白いですね。
面白かったのは、やはりカメラを撮られてるのに
こっちを観ていないのがいい「眼差し」かな。
面白いですもんね、凧。ああ、ゲイラカイトなんか
より難しいから〜〜(連凧は知らないAS)
ASさん、いらっしゃい。
一番下の写真は誰もカメラの方を観ていないから良いかなと。
凧作りするんですか?
本文で紹介した「大橋栄二の凧大図鑑」の中に作り方のでているページが
あったと思います。
過去ログ写真館・6
今回から何回か都内の街頭を撮った写真を観ていただきます。やはり今までの写真と同じ