現在の115系の話


すでに何度もご覧いただいているしなの鉄道標準色だ。
ノスタルジーを感じる塗装ではないが、デザインとしては悪くない。


横須賀線を走っていた111系の電動機を強化して急勾配線区用とした115系は、旧国鉄時代の1963(昭和38)年から1983(昭和58)年まで1,921両製造されている。


一番最後に製造された車両だとしても40年前だ。2023年現在、全国で285両が残っていて内247両がJR西日本の所属だ。JR東日本に1両あるが、単行で走れる形式ではないので、実際に運用されては居ないだろう。また、その他のJRには全く残っていないため、しなの鉄道の37両というのは、奇跡とも言える残存数だ。
まあ、それもいつまで続くかという状況なのは確かだ。