過去ログ写真館/カラーの第2回は「中央西線のD51型蒸気機関車」です。
1971年12月。前回の小海線のC56を撮った翌日に足を伸ばして撮影したものです。
中央線は新宿ー松本が東線、名古屋ー塩尻が西線と分かれています。当時、東線は電化されていましたが、西線は未電化で貨物はSLが牽いていました。
写真は宮ノ越ー薮原間の木曽川橋梁を渡るD51重連が牽く貨物列車。
橋とトンネルが続く木曽の谷間に汽笛とドラフト音がこだまします。
この写真も宮ノ越ー薮原間ですが、上の写真とは別の鉄橋です。
この辺は橋が多いので撮影場所には良いのですが、道路から線路際まで入って行くのがなかなか大変でした。
この機関車はD51 777ですね。なかなかいいナンバーです。
トンネルに入る直前の列車です。
トンネルに入る前と橋を渡る前には汽笛（短笛一声）を鳴らすので、この辺りではよく汽笛を聞くことができました。
山間ですから列車は見えなくても汽笛の音は遠くから聞こえてきます。
これは木曽福島駅で発車を待つD51です。
SLは近よると温かいんですよ。石炭を燃やして蒸気を作って居るんですから当然と言えば当然ですが、生き物の体温のような感じで好きでした。
当時は電化が進められている最中で、この駅には架線柱が既に立っていましたが、まだ架線は張ってありませんでした。
今回もフィルムはエクタクロームXです。
小海線は子供のころから何度も来ていたので、だいたい地形も分かっていました。
でも中央西線は初めてでした。地図だけが頼りだったので撮影ポイント探しが大変だったことを覚えています。地図上では道路のすぐ脇に線路があるのに、実際には間が崖だったり・・（笑
SLの写真はまだありますが一旦終わりにして、次回は横浜辺りの街撮り写真をご紹介します。
今までの記事はこちら↓
・過去ログ写真館/カラー・1 「小海線のC56」
中央線はあの当時も電化されていなかったんだ〜。
何も知りませんでした。
汽笛が聞こえると近くまで来たんだなってわかるから
撮影の心構えが出来て良いですね。
鉄の塊である汽車にぬくもりを感じるってのが良いですね。
そういった所も鉄道ファンの心をくすぐるのでしょうか。
exifさん、いらっしゃい。
そうです、中央線（西線だけ）はまだ未電化だったんです。
ちょうど全国的に電化が進んでいた時期でした。
「蒸気機関車は自分でエネルギーを造り出して走ります。電線から電気を送ってもらって
スーコラ走る電車等とは訳が違います。」
誰だか忘れましたが、作家だったか映画監督だったか、、、の言葉です。
生き物に近い機械というところですね。
こんにちは。
１９７１年の中央西線はまだ電化されていなかったのですね。
どの写真も迫力満点で本当にかっこいいです！
くまぱぱさんが目を輝かして撮影してている姿が想像できます。（笑）
中央西線といえば、特急「しなの」。
小学校３年の時に初めて乗る機会があり、
「振り子式」と聞いて意味も分からずワクワクしながら乗った記憶が蘇ってきました。（鉄タク）
くまごろーさん、いらっしゃい。
この時はホントに楽しかったですよ。（笑
一番上の写真の貨物列車なんか40両以上の長編成でした。
特急「しなの」は1回だけ乗ったことがあります。
振り子式独特の面白い揺れ方なんですよね。（ちょっと酔いそうな・・）
今の特急「あずさ」も振り子式ですが、新しいせいか、揺れ方もあまり気にならないです。
蒸気機関車を知りませんが、カラー写真だと何だか昔のような感じがしませんねぇ。
まぁ、成人するまで東海道沿線の電車しか知りませんでしたが・・・
風花さん、いらっしゃい。
そうですね、若い方は知らなくても無理はないです。
私も生まれは新宿区で育ったのは横浜市だから、蒸気機関車を見たことがなくても不思議は
ないのですが、母の実家がこちらだったので子供のころから蒸気機関車は見ていました。
小学校へ上がる前は、八王子からこっちは未電化でしたからね。（笑
そういえばこういうの、乗ったことあります。
小さい頃、諏訪から勝沼へぶどう狩りに行った時に・・・。
古い話ですみませーん。
yannさん、いらっしゃい。
乗ったことありますか。
小さい頃のことでも、こういうのは覚えているものでしょう。
中央西線回想
ガラクタ整理が・・・ の シリーズ 第二弾。 中央西線の Ｄ５１！ １９７