22・能登輪島/日本海

08032101過去ログ写真館/カラー、今回は日本海の写真をご覧ください。
前回の「輪島港」に続いて、1976年1月の撮影です。
東京で生まれ横浜で育った私にとって、真冬の日本海は想像外の世界でした。

最初は優しげな写真です。(笑
左側に岩場があって、外海の荒波を遮っているので、ここは静かです。
08032102輪島港からずっと歩いてきた海岸の道です。
風が強くて話し声が聞こえないくらいです。
この寒さの中を、我ながら本当に良く歩いたと思います。
08032103これから歩いていく方向です。
岩場に荒波が打ち付けて「波の花」と呼ばれる現象が起きています。
波の花は写真にはあまりきれいに写らないようで、見せられる写真がありません。
一番上の写真は、この先まで歩いてトンネルをくぐった更に先から、海岸へ下りて撮ったものです。一番目に持ってきたかったので、順番を入れ替えました。
08032104これは、海岸を少し離れて小高い丘の上から撮りました。
空の色。海の色。
こういう感じでしたね・・確かに。
08032105更に一段高いところまで上がったら、急に陽が射してきました。
雲の上と下・・このコントラスト・・すごい色と光でしょう。
雲がもの凄い速さで形を変え、流れ、陽が射して、また雲に覆われる・・まるで微速度撮影の映像でも見るような感じでした。
この丘からの眺めは、この撮影旅行で一番の感動シーンだったかも知れません。
フィルムは今回も全てコダクローム64です。
自動カラー補正はかけてあります。最後のカットなどは、流石コダクロームと言っても良いでしょう。

次回は輪島の街並みと夕市の予定です。

“22・能登輪島/日本海” への2件の返信

  1. 歩きましたね〜。
    モノトーンの世界で、枯れた草の色が良いですね。
    そう言えば「波の花」は洗剤の泡のようで汚かった。
    完全に名前負けしていますね。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    波の花は、期待が大きかったせいか、ちょっとガッカリでしたね。
    確かに「岩に打ち付けられた海水が泡状に凍って風に舞う」という現象そのものは
    すごいんだけど、見た目があまり美しくないので・・
    日本海の風景は全てがモノトーンで・・時たま顔を出す青空と陽の光がもの凄く
    強烈に印象に残りました。

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