井戸尻考古館

08051001昨年ご紹介した「井戸尻遺跡」にある展示施設です。
連休も終わって少し時間が出来たので家族で行ってきました。
我が家から車で20分ほどでしょうか・・長野県の富士見町にあります。
写真は駐車場からの眺めです。

起伏のある丘陵地帯にあります。
中央右寄りの雪の山が甲斐駒ヶ岳。左奥の雪山は鳳凰三山です。
08051002考古館には、新石器時代の石器や縄文時代の土器が多数展示されています。
富士見町烏帽子の藤内遺跡の出土品が中心で、特に土器は「中部高地の縄文土器の到達点」と評価される素晴らしいデザインのものが多いです。

私感ですが、古代インカ文明の遺跡に通じるものを感じました。
また「烏帽子」という地名は「もののけ姫」に登場する「烏帽子御前」の名前の語源と言われています。
08051003これは井戸尻遺跡。竪穴式住居の復元家屋です。
復元家屋は一つだけで、往事の雰囲気を残す丘があるだけです。
周囲は史跡公園となっていて、睡蓮や古代蓮の蓮田などがあります。

昨年「古代蓮」のご紹介をしました。
08051004富士山が見えます。だから「富士見町」なんですね。
長野県では高い山を除き、富士山が見える地域はそれ程多くありません。
富士山が見える地域には大抵それに因んだ名前が付けられています。

ちょっとした散策に最適の場所ですが、周囲は普通に耕作が行われる田園地帯です。散策の時は田畑に入ったり迷惑をかけないように気をつけましょう。

“井戸尻考古館” への7件の返信

  1. このような考古学的な史跡に行ったことがあまりないのですが、
    数千年前の人々が歩いたであろう同じ場所に立ち、
    当時の人も見ていたかもしれない景色を眺める。
    そのような思いにふけるという感覚を味わいたいですね。
    もちろん散策をしながら。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    そのとおりです。
    今、自分が立っているこの場所に、同じように立って、同じように景色を眺めて
    いた人が居たかも知れない・・そういうのはなかなか面白いですよ。

  3. 「もののけ姫」は仕事で関わったことがあるんですが、宮崎駿さんの別荘が富士見にありますね。
    エボシ御前以外の登場人物の名前(甲六、小六、乙事)なども富士見界隈の地名に由来していますね。
    ほかには小林薫が声を演じた「ジコ坊」はキノコのジコボウだったり、面白いなと思いました。

  4. yannさん、いらっしゃい。
    そうですね。
    あの物語には結構知った地名が多くて親しみが持てました。(笑

  5. こんばんは。
    あの辺りの富士見町の地名が気になってたのですが、
    やはり富士山が見えるのですね。
    まぁ、確かに長野県内で富士山を見ることが出来る地域は
    ほとんど無いでしょうね。
    以前、栃木に行った際、真冬の本当に空気が澄んでた快晴の朝、
    富士山が見えた時は感動しましたね。<(^^ 遺跡ネタに触れなくてすいません。

  6. くまごろーさん、いらっしゃい。
    地形的に、長野県から見える場所が少ないのは仕方がないですよね。
    まあ、高い山に登れば、結構見えるはずですが。

  7. 史跡公園にて

    「井戸尻考古館」を見学した後、史跡公園を歩いてみました。手軽な散策コースです。ここは、昨年「古代蓮」で紹介した蓮田がある窪地です。もちろん今

コメントは受け付けていません。