「山本鼎版画大賞展 1」の続き。これはシルクスクリーン。
麻布の画面に出る点々が光るような濃淡表現を可能にしている。
銅版だが、大胆な水彩画のような雰囲気が出ている。オーソドックスな版画の雰囲気ではないのがいい。
シルクスクリーン/デジタル/ステンシルと書かれている。版画の世界もミクストメディアになってきた。
凸版/油性木版彫り進み法とある。私もよく知らないが、新しい表現方法なのだろう、面白い立体感がある。
シルクスクリーン。黎明期のポップアートのような、コピペで並んだものではなく、一つ一つ手書きで描いた原版らしい。
この企画展は、全国公募展の入選作品展だけのことはあり、普通の人の版画に対するイメージとは違う、一歩も二歩も先を行くような作品が多い。上田市立美術館サントミューゼで11月17日までやっているので、興味のある方は観に行くことをおすすめする。
次回に続く。