晩秋の金生遺跡

12111801北杜市大泉町にある縄文時代の遺跡で「きんせいいせき」と読みます。
山々の眺めがとても良い所です。
晩秋の晴れた日、久しぶりに行ってみました。



写真は南アルプス・・中央が甲斐駒ケ岳。左に少しだけ白い山頂が見えるのが北岳です。

12111802こちらは八ヶ岳です。
手前にあるのは、石棒をかたどったオブジェです。
石棒は子孫繁栄を願って祀られた男性器型の石造物です。
12111803この金生遺跡は普通の村の跡ではなく、石が並べられた祭祀の場が発掘されています。
建物は竪穴式住居ですが普通と形が違います。
穴は四角形で、周囲に土の壁を使ったものとされています。
12111804住居前の広場(祭祀場)からも八ヶ岳が見えます。
周囲は広葉樹が多く、豊かな土地であったことが伺えます。
縄文時代の人々も、今と変わらない山の姿を眺めていたのでしょう。
ここはいつでも無料で見学できます。
発掘された土器や石棒などの実物は、山梨県立考古博物館に常設展示されています。