アップルを創った怪物

09021603アップルはスティーブ・ジョブズだけじゃない・・
ジョブズと共にアップルを立ち上げた、もう一人のスティーブ、もう一人の創業者、天才エンジニアにして愛すべき怪物、スティーブ・ウォズニアックの自伝です。

自他共に認める八ヶ岳ファンであり、翻訳家であるBuckeyeさんから、ご自身の翻訳した本をいただきました。
09021604この本には書かれていないけど、初期のアップルの製品はプラスチック製のカバーを外すと、その内側にその製品に関わった人たちのサインが刻印されていたんです。
もちろん、ウォズのサインが入っている製品もありました。
古くからのMacユーザーなら誰でも知っている人ですが、ジョブズと違って表舞台に殆ど出ない、不思議な人でもありました。
根っからのエンジニアだったんです・・それも「超オタク」と言われるような。
決してネクラでも引きこもりでもない・・いやむしろ明るくてイタズラやジョークが大好き・・なんだけど、お金とか、事業を成功させるとか、そういう事に興味がないんですね。
常に新しい物を、人の役に立つ物を作り続けたいという、それこそがウォズの一番やりたい事だったわけです。
アップルの成功をよそに、リモコン(テレビ、ビデオ、エアコンなど多数の家電を一つのリモコンでコントロールできる)を作る会社を立ち上げたり・・

以前の記事「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」の中で、ジョブズの事を「はっきり言って「嫌な奴」ですね〜」と書きましたが、ウォズはその逆・・いい奴ですね〜(笑

スティーブ・ジョブズはカリスマとしてもあまりにも有名だし、彼(とアップル)について書かれた本もたくさん出ています。
Buckeyeさんも、前述の「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」を翻訳していますし・・その時も本をいただきました・・いつもいただいてばかりで申し訳ないですm(_ _)m・・何しろジョブズは多くの人が知っています。
でも、スティーブ・ウォズニアックが主役?の本はこれが最初ですよね。
それは多分、ウォズ自身が、お金や事業の成功に興味がなかったように、本を出す事に興味がなかったんでしょう。
この本の企画・出版スタッフは、かなり大変だったのではないかな?・・ウォズにやる気を出させて、それを維持していくのに。(笑
文章を書いたのはジーナ・スミスというライターで、50回以上にもわたるインタビューでウォズの話を文章にまとめたそうです。
Buckeyeさんの翻訳も、正にウォズの語り口調という感じで、読んでいてその雰囲気が目に浮かびましたよ。

二人のスティーブのどちらがかけてもアップルの立ち上げはなかっただろうし、仮にどちらか片方が立ち上げたとしても成功はなかったと思います。
二人ともすごいよね。
でも、何となくウォズに親しみを感じるのは・・決して体型が似ているからだけではないと思うんですがね。(笑

翻訳者Buckeyeさんこと、井口耕二さんのブログ→「Buckeye the Translator
八ヶ岳ファンとしてのBuckeyeさんはこちら→「山と鉄馬とDIYと

スティーブ・ウォズニアック: アップルを創った怪物 -もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝スティーブ・ウォズニアック: アップルを創った怪物
もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝


実は、もうずいぶん前に完読していたのですが、記事にするのが遅れました。
やはり読書感想文は苦手です。(笑

“アップルを創った怪物” への2件の返信

  1. たしかに、体形、似てるかも(*.*)\(–;)バキッ
    閑話休題
    こちらこそいろいろとお世話になっておりますm(_ _)m
    楽しんでいただければいいので、感想の類はあまり気にせず。書きにくかったら書かずにすませちゃってもいいですよ。私も読書感想文の類は苦手でどうしようもないのでよくわかります。

  2. Buckeyeさん、いらっしゃい。
    面白い本でしたよ。
    ウォズの性格が手に取るように分かりますね。
    読書感想文は苦手ですが、ブログとなると書かずにはいられないというのも「性」でしょうか。(笑

コメントは受け付けていません。