山本鼎版画大賞展 5


「山本鼎版画大賞展 4」の続き。これは銅版画。
松の葉の上の鮮やかな色の落ち葉を表現したらしい。


これも銅版画。 作者の頭に浮かんだ考えやストーリーを一つの画面に表したような感じ。


木口木版、コラージュ、手彩色と書かれていた。
半透明の用紙に刷ったものを重ねているらしい。


シルクスクリーンの立体作品。
発泡スチロールの板に刷り、重ねてから崩したような、面白い表現。


ジクレーと書かれている。
私としては結構好きな作品だ。

フランス語でインクを吹き付ける技法をジクレー(Gclee)というらしい。超高密度の複製画でデジタル・リトグラフとも言われ、最近では複製画の主流になる勢いとか。
原画をスキャナー撮りし、印刷機(インクジェットプリンター)で印刷するのだから、普通のパソコンプリントの超精密なものとも言えるだろう。
世界ではすでに認知された美術品のひとつとして、アメリカではシルクスクリーンやリトグラフに取って代わっているとか。
版画というのが、元々は絵画作品を多数とは言わないまでも複数同じ状態で複製する技術であったわけだから、ある意味で印刷も版画であるとは思う。
商業的大量生産の印刷物と、芸術作品の版画は違うのは当然として、ジクレーとパソコン印刷との違いが、ただ超精密という差だけでは説明できないだろう。

次回に続く。

“山本鼎版画大賞展 5” への2件の返信

  1. こんにちは。
    実家から
    「浅間山に初冠雪」の便りが届きました。
    一気に冷えてきましたね。
    夏から秋を通り越して冬になった感。(^_^ゞ
    版画なんて、
    小中学生の授業で、
    木版画?をやったくらいですね。
    最初の画像の作品
    素人目ですが、本当に美しいですね~。
    あと、
    くまぱぱさんの作品
    「夕暮れの向日葵畑」も感動しました。(^-^)v

  2. くまごろーさん、いらっしゃい。
    急に冷えてきましたね。
    今朝は庭の草が霜で真っ白。車の窓ガラスも氷りましたよ。
    こうなるといつ雪が降るか心配なので冬用のタイヤに交換しました。

    木版画は大抵の人が小中学校でやってますね。
    結構根気が必要なので苦手な人も多かったです。

    「夕暮れの向日葵畑」
    お褒めいただきありがとうございます。
    クレパス画としてはかなり大きかったのでけっこう大変でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です