キホハニ56

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昨日ご紹介したC56101の隣にこんな車両があります。

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キホハニ56型ガソリンカーです。

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小海線の前身である佐久鉄道で使われていた車両です。

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車体の片側には荷物室があります。

形式記号キホハニの意味ですが、キは「気動車」を表します。
現在の気動車はディーゼルエンジンですが、これはガソリンエンジンを使っていたため「ガソリンカー」と呼ばれます。

ホは車体の重量で、22.5t以上27.5t未満のものです。
国鉄では動力のない客車だけに付けられていた重量表示ですが、この車両は機関車に牽引される場合も考えられていたのでしょうか?
ちなみに、軽い順にコ、ホ、ナ、オ、ス、マ、カ、です。
一番軽いコは22.5t未満、一番重いカは47.5t以上となっています。

ハはイロハのハで、当時の三等車。
そして、ニは荷物車の意味となります。