23・鉄橋を渡るD51

11071501鉄道100年記念列車です。
D51 1002号機が、スハ43系客車を牽いて、八高線浅川橋梁を渡ります。
八王子のD51」と同じく、1972年10月の撮影です。



ちょうど汽笛を鳴らしたところで、ドーム横から白い蒸気が吹き出しています。
11071502これは高麗川方面から八王子に向かって鉄橋を渡ってくる上り列車です。
よく覚えていないのですが、鉄道100年記念列車が上下ペアで運転されていたようです。
向こう側の河原に、列車を見物に来た人たちが写っています。
この写真の機関車は、D51 498です。
昨年、中央線を走った「SL やまなし号」を牽引したナンバーの現役時代最後の姿です。

498号機は、写真の鉄道100年記念列車を牽引したのを最後に車籍抹消(廃車)され、上越線後閑駅前にて静態保存されていました。
16年後の1988年に動態復元のための大工事が行われ、動態保存機として車籍が復活されました。
その後、各地のイベント列車を牽引し、今も現役時代に負けない活躍をしています。
現在の498号機は、現役当時とは装備が異なるので、ちょっと見、別の機関車に見えます。

“23・鉄橋を渡るD51” への2件の返信

  1. 八高線、ディーゼル気動車が走っていた時代に、乗りました。床が電車より1段高くなっていましたね。
    八高線浅川橋梁って、昔、転覆事故のあった場所でしたっけ?今でも車両が埋まっているという噂が・・・。
    昨日、7月16日土曜に、SLの復活のドキュメンタリー放送していましたね。

  2. さんちゃん、いらっしゃい。
    事故があったのは、多摩川橋梁でしょう。
    「八高線列車正面衝突事故」と呼ばれていて、橋の中央部で上り下りの列車(共に機関車1両+客車5両)が
    正面衝突したそうです。
    気動車は床が高いんじゃなくて、当時のホームが低かったんだと思いますが・・

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