25・横浜機関区のC57

11073001横浜貨物線で「鉄道100年記念列車」を牽引した C57 7 です。
1972年、鉄道100年の記念イベントとして、機関区内が公開されました。
今回は列車の走行中でなく、機関区で停車中の写真です。



普段、一般人が入れない場所での貴重な写真です。
11073002始業点検中の写真です。
銘板から、昭和12年、川崎車両製であることが分かります。
旧字の「濱」は、横浜機関区所属という意味です。
11073003動作部分をハンマーで叩いて、音を聞き分けます。
伝統的な点検方法ですが、各部の緩みや当たり具合などをチェックするには最も確実です。
異物の噛み込みなど、一発で分るそうです。
11073004転車台(ターンテーブル)で向きを変えます。
横浜貨物線の SL は全て廃止されていましたが、転車台は生きていました。
デモンストレーションなので、何回も回してくれました。
11073005炭水車に給水中の写真です。
既に給水塔は使えなくなっていたので、ホースでの給水のため時間がかかりました。
となりの電気機関車は、通常の貨物列車に使われている EF13 形です。
横浜貨物線の電化前は D51 が主力でした。
旅客列車用の C57 が走ったのは、この時が最初で最後だったと思います。

EF13 は、私が高校生の頃までは中央線で列車を牽引していました。
貨物列車だけでなく、旅客列車にも使用されていました。

鉄道100年関連の写真はこれで終わりです。
また何か出てきたらご紹介しますね。