金物屋の混沌

040806最近は田舎でもホームセンターというものが多くなっていますが、昔からの地元の金物屋の中にもなかなか侮りがたい店があります。

この店「伊藤物産」と言って結構な老舗ですが、大工,左官などの建築関係から、農家のお祖父さんまで、その道のベテランに贔屓にされている店です。
外から見ると何の変哲もない田舎の金物屋ですが、一歩中へはいるとそこは正に混沌(カオス)の名にふさわしい空間です。所狭しとありとあらゆるものが床から天井まで並べられ、何処に何があるかなど「悔しければ探してみろ」と言わんばかりの空間です。これでも最近は大分整理されてきてますが、店員に欲しい物を言うと迷うことなくサッと出してきます。

その様な中に関の刀匠が鍛えた切り出しとか、樫の木で出来た鍬の柄とか、幻の逸品、レアアイテムが無造作に置いてあったりします。まあ、現物を見ても素人には見分けが付かないですけど。
写真で車が停まっている方が倉庫ですが、更に店の裏側に、それこそ障気が渦を巻いているような何かを感じさせる古い倉庫があります。私は一度だけ入った事がありますが、、、