写真は真実を写さない

040908 アンラッキーもラッキーで良い素材を見つけたので、ちょっと遊んでみました。

空に露出を合わせた写真とネギ畑に露出を合わせた写真。両方見せたいという事になるとこうするしか無いかな。ちょっとした細工ですけど、ソフトがあればこういう事も出来るって見本です。

まあこれは、わざとウソの写真を作ってる訳だけど、現場で人間の目で見ると空も畑もきれいに見えるんですよね。人間の見たまま感じたままが真実だとしたら、写真は真実を写していないです。だったら、私が作った写真の方が真実に近い、、? いや、そうではなくて、人間の目というのは自分の気持ちや考えに準じた見方をして居るので、元々正しい物の見方をしていません。それを写真にとっても真実が写るはずは無いのです。
もっときれいに写るはずだったのにきれいじゃなかった。どうって事無い風景がすごくきれいに写った。どちらも写真の真実ではありますが真実は写っていません。
しかし、だからこそ、写真はアートたり得るのだと思います。

“写真は真実を写さない” への3件の返信

  1. すごい!!!   
    で、真実は、上の写真のネギは土寄せしてないんですよ。下が土寄せ〜  仕事してるよ〜〜〜ってアピールでした。ハハ

  2. 私も最近デジカメのラチェードの狭さを実感したところです。
    現在「花・太陽・雨」ブログはソマリ猫特集なのでまだ掲載していませんが、このシリーズが終了したら掲載したいと考えています。それは横浜の寺家ふるさと村という所に行って撮ってきた写真です。
    結構良い感じの場所でしたのでそれは後ほどのお楽しみという事で。
    それで写真ですが、山や地上を撮ると空が完全に白く無くなってしまい、空を撮ると地上が真っ暗になってしまう。
    画素が無くなってしまってはレタッチも何もあったものではないので暗めに撮影をしていますが、こんなにラチェードが狭いのかとビックリしたところでした。
    方法は同時に暗めと明るめの写真を撮っておき、後で合成するという方法。
    まったく異なる場所の写真を合わせるわけでは無いので普通のフィルム写真と同じだと私は考えていますが、せっかくデジカメなのに逆に面倒ですね。

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