鮑の炊き込みめし

041109中央線小淵沢駅の駅弁です。
お馴染みの丸政の商品ですが、山梨名物の鮑の煮貝(あわびのにがい)を使った炊き込みご飯のお弁当です。鮑は結構な高級品ですから鮑を使った駅弁自体少ないですが、山国の山梨で海産物である鮑が名物になっているのは面白いでしょう。

昔、あわびを駿河から甲州へ運ぶため、醤油に浸けて樽詰めし、馬で運んだという事です。だいたい1日か2日かかったのでしょうか。甲府に着く頃にはほどよい味の「煮貝」が出来上がっていたという事です。
海の無い山梨ならではの海産物で、300年の歴史をもつと言われています。鮑の煮貝は結構なお値段なので、山梨に住む人も日常の食品ではありません。お客様が来た時やお使いもの等、ハレの時の食材ですね。