手の上でおとなしくしているのは彼女の本意ではありません。
たまにっ記: 鳥がぶつかる窓で紹介されているとおり、窓ガラスにぶつかって墜落したのです。私が拾い上げた時は目も半開きで、くちばしは痙攣したようにぴくぴくしていました。脳しんとうを起こしていたのでしょう。出血や骨折は無いようです。しばらく手のひらで暖め息子の手に移すと、意識も戻ったようで何とか立ち上がりましたが、まだ目は虚ろで口を開いて荒い息をしています。
彼女と書きましたが、この鳥はホオジロのメスです。林の点在する草原に住み、家の庭にもやってきます。
大丈夫そうなので、ウイスキー樽のプランターの上に移しました。
じっとしていますが、目もはっきりしてきたし、くちばしも閉じていますね。しばらくするとだいぶ回復してきたようでキョロキョロと周りを見回しています。
素人がこれだけアップで野鳥の写真を撮れる事は滅多にありません。メスはオスに比べて地味で、オスのようにくっきりした白黒の顔ではありません。尾羽が長くスズメより少しだけ大きいです。時々スズメの群れに紛れて草の種などを拾って居ますが、知らない人は気付かないでしょう。
充分回復した彼女は樽のプランターから飛び立ちますが、最初はすぐ近くに降ります。
これは、傷ついたりした時に体の具合を確かめるためにする行動です。他の種類の野鳥も同じで、決して一気に遠くへは飛びません。
自分の羽がしっかり動く事を確認したのでしょう。この後彼女は50mほど向こうの林まで元気に飛んでいきました。
かわい〜い〜!
何年か前、うちでも同じような事が、
その頃、パソコンもカメラも無かったな〜。
子供のころ祖母がジュウシマツを飼っていましたが、あまりかわいいとは思わなかったです。
八ヶ岳に来てからですね、、野鳥がこんなに可愛いと思うようになったのは。
窓にぶつかるのを防ぐためにフクロウのステッカーを貼っています。
小鳥は本能的に猛禽類を避けるので、それを利用したものです。
一時よりは衝突も減りましたけど、完璧には避けられないですね。
今回のように元気になってくれれば良いのですが、打ち所が悪いと死んでしまう事もあります。