5千円札の裏を読む

05010801新しいお札の主人公たちです。
1万円札と千円札は発行後すぐに廻ってきましたが、5千円札は昨日初めて手にしました。発行後すぐに銀行で両替なんてしませんでしたから。だいたい新札なんてこれからなんぼでも出回ってくるんですから早く入手しても意味無いですし。どうせなら古い札を取って置いた方が良いかも、、、とは言っても使っちゃいますけどね(笑
そういえば古い5千円札って誰だっけ?(爆


新渡戸稲造ってのはもちろん知ってて書いてるんですけど、5千円札は発行枚数が少ないせいもあって影が薄いですよね。
樋口一葉の場合はもっと印象が薄いですね。唯一「女性」という点ですが、それだって2千円札の紫式部に先を越されているわけです。樋口一葉が女性で最初って言われてますが違いますよ。たまにっ記にも出てますが、2千円札なんて無用の長物を作ってしまった失策を隠そうとしてるんですね。あれは無かった事にって(笑

樋口一葉をおとしめるつもりは全くありませんが、樋口一葉って「貧乏だった」という印象しかなくて「たけくらべ」「にごりえ」なんて、タイトルは知っていても実際に読んだ事がある人は少ないのではありませんか。
女性文学という点で選ぶなら与謝野晶子でしょう。与謝野晶子なら私だって「君死にたまうことなかれ」の一節くらいは諳んじています。
詩の全文はこちらのサイトに掲載されています。
明治の時代にこれだけの詩を書いている訳ですから、イラク戦争に荷担している日本政府としては都合が悪かったというのが選に漏れた理由でしょう。
それに引き替え樋口一葉は清く貧しく従順な、というイメージかな? イラク戦争が長引き、景気回復も見込めない。政治のボロを隠す為に、与謝野晶子を引っ込めて樋口一葉を出す。まあ、その程度の世論操作は当たり前ですね。

“5千円札の裏を読む” への7件の返信

  1. 与謝野晶子ですか!確かに・・・政治家の方々にはイタイ名前でしょうね。あと、平塚らいてうとか・・・・なんだか、懐かしい名前が並んだので、検索して読んでみたりしました。そこで、こんな歌を見つけました。
    いたづらに、我ハ死なじと、誰もいへど、名もなき墓の、多くこそあれ                  (鉄幹・東西南北)

  2. 実は、何にしても○○活動家というのは、私は好きじゃないです。
    活動家として見れば与謝野晶子も好きではないです。
    純粋な芸術的文化的価値よりも、政府にとって都合の良いものを出し都合の悪いものを
    引っ込めるのは常にあるのだという事をみんなが知れば良いのです。
    今必要なのは政府を信用する事じゃなくて監視する事ですね。
    これ以上、バカもムダもやらないように。(笑

  3. 本当にそうですね〜 政治に利用される文化人は気の毒ですし、日頃目に付く物によって一番簡単にイメージ操作出来ますしね。これ以上、国と国民の考え方に差が出来ない事を祈るのみです。

  4. はじめまして。
    私も先日初めて新札の主役達をしげしげと眺めてみたところです。
    新札の流通が遅れているようですね。 旧札と取って代わるのに2年は掛かるとか。
    旧5千円札の新渡戸稲造は、結局印象が薄いままでした。 何時かそのうちに、クイズのネタになったりするんでしょうね。

  5. もとよしさん、はじめまして。
    コメント&トラックバックありがとうございます。
    ブログ「問はず語り」いい感じですね。
    今後ともよろしくお願いします。
    しかし、新札は出ても当分偽札問題は続くんでしょうね。
    安直なコピーで偽札として使えてしまうってのが不思議。
    受け取る方もちゃんと見ていないんじゃないかと思うんですが。
    新渡戸稲造、、、確かにクイズの問題にはなりそうです。(笑
    樋口一葉も、その生涯と同じく短命に終わりそうな気がします。

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