酒造りを見る

05020801旨い酒との出会い」でも紹介した「七賢」の蔵開きへ行ってきました。
毎年2月の初旬に蔵開きがあって、醸造工程の見学やできたてのお酒の試飲が出来るんです。
ここは江戸の時代、信州高遠の造り酒屋「中屋伊兵衛」という人が良い水を求めて甲州台ヶ原に開いた酒蔵です。

写真は酒造米を40%まで精米した大吟醸の蒸米です。食べると、ちょっと堅めのおこわの様な感じです。これに麹菌を振りかけて「麹」を造ります。


05020802こちらが酒の仕込みです。
麹、蒸米、水、酵母を混ぜ合わせた酒母と呼ばれる物を造り、更に麹と水を足し、その後また蒸米を加えたりして写真のように混ぜ合わせます。昔は樽でしたが今は巨大なホーローのタンクです。約9,000リットル、一升瓶5,000本分くらいが1つのタンクで仕込まれます。

最終的に酒粕を絞り、透き通ったお酒が流れ出てきます。(これが生酒です)普通は更に濾過して、火入れをしてから藏に貯蔵されます。
05020803写真は蔵開きの入場者におみやげとして出された「蔵出しの酒」です。

蔵開きではお酒の試飲の他に「甘酒」のサービスもあります。
七賢の酒粕は圧力をかけずに重力だけで絞る方式なので、とても良い酒粕が出来ます。昔から地元の人たちは七賢の新粕が売り出されるのを心待ちにしていました。そのままでも食べられるし、とても美味しい甘酒が出来るんですよ。
七賢について詳しくはこちらのホームページを→「山梨銘醸株式会社
今年の蔵開きは2月13日まで、入場料は一人300円です。

“酒造りを見る” への2件の返信

  1. お米が美味しそう!
    蔵出しの酒は飲みたいな〜。
    酒粕も良いですね。
    寒い日に甘酒を飲むのも良いな〜。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    拡大写真で見るとよく分かるけど、お米がつるつるに光っています。
    パールライスって言うけど、ほんとに真珠みたいな感じでした。
    七賢の酒粕で造った甘酒は、ベタベタしなくて、スッキリした味わいです。
    旨いですよ。

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