七賢・昭和55年の酒

05021101七賢の「有料試飲コーナー」で素晴らしい長期貯蔵酒を見つけました。
長期熟成専用の特別藏の中で25年間も眠っていた、昭和55年(1980年)醸造の大吟醸です。
飲んだかって? 当然いただきました。何と言うのでしょうか、並の表現は出来ませんね。もともと七賢は辛口が身上です。これももちろん辛口なんですが、年月を経る事で微妙な甘味が出てきています。
有料試飲で一番高い、15ミリリットル250円です。でも充分以上にその価値はあります。既に大瓶はこれが最後の1本だそうですから、どうしても飲んでみたい人は七賢へ急いだ方がよろしいかと。


05021102もう一つ。こちらは「甕ぐち」(かめぐち)と呼ばれる原酒を、1999年から6年間貯蔵した物です。
もともとトロリとコクがあるお酒です。原酒なのでアルコール度数は20度と高いですが、年月によりとても柔らかく味わい深いお酒になっています。

こちらは有料試飲15ミリリットル100円です。昭和55年大吟古酒に比べては安いですが、この試飲コーナーではこの2品種以外は全て、あの「大中屋」でさえ15ミリリットル60円なんです。こちらも是非味わってみる事をお薦めします。

さて、この写真右奥にある黒い小瓶に気付いた方は居るでしょうか?
これは昭和55年大吟古酒の小瓶(180ミリリットル)です。大瓶は写真の物が最後と書きましたが、小瓶がまだ少し残っているそうです。1本3,300円ですが、こちらも急がないと無くなりそうです。
七賢の蔵元「山梨銘醸株式会社」では長期貯蔵酒の研究に取り組んでいるとの事です。これからも色々なお酒が出てくる事と思います。楽しみですね。

“七賢・昭和55年の酒” への6件の返信

  1. おいしそ〜。
    量は少ないけれど試飲だからな。
    大量に飲まない私には丁度良いかな。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    旨かったです〜
    私も15ミリでちょうど良いです。
    写真では分からないけど、バックを白い壁にすると、
    うっすらシャンペンゴールドの色合いです。

  3. 美味しそうですねぇ、七賢。辛口好きです。ただ、本当に通とかとは違うのでお酒は語れない。普段が缶チューハイですから(涙)

  4. ASさん、いらっしゃい。
    ここで紹介した長期貯蔵酒は特別ですが、七賢は全体にどれも美味しいですよ。
    私は吟醸、大吟醸が好みですけど、元々日本酒はあまり得意ではなかったのです。
    美味しいと思うようになったのは八ヶ岳へ来てからですね。

  5. 古酒は、おいしいですよ。大好きです。うちでも古酒といわずに「蔵寝かせ」と言ってます…もうすぐ築100年になるうちの蔵は、ワインのセラーと同じ保存状態になります(本当です。)七賢さんや蔵元では、大半が冷蔵庫で寝かすので甘みがや味がそれほど変わらないのですが、蔵でゆっくり寝かすと程よい丸みと後味にあっさり感がでてまた、違ったおいしさでいいですよ〜。真澄の「燗あがり2002」が2年寝かせで一度出しました。旨みがのりお米の旨みいっぱいです。試飲もあるのできてください!!

  6. webmottoさん、いらっしゃい。
    築100年ですか。いいですね〜。
    要するに年月が作る味というのでしょうか。
    人間の技術だけでは作り出せない物がありますね。

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