冬を耐えた生命

05042405クジャクチョウです。
学名は「 Inachus io geisha」芸者のように派手に見えるから付けられたのでしょうか。目玉のように見える模様が特徴ですが、気持ち悪いという人も居ますね。(笑
参考サイト→「Yahoo!きっず図鑑 – クジャクチョウ

私の撮った写真はリンク先の写真ほど色鮮やかではありません。それは、このチョウが冬越しをしてきたものだからです。


05042406多くの蝶は寒さと乾燥に強いタマゴで越冬します。中にはオオムラサキのように幼虫の状態で越冬するものもありますが、クジャクチョウの場合は成虫が冬を越し、春になって卵を産んで小さな命を終えるのです。
このクジャクチョウは、羽の縁もボロボロですし色も褪せています。でも盛んに羽ばたいて花の蜜を吸っています。子孫を残すためだけに長い冬を耐えて生きてきた生命の強さと美しさを感じます。

1〜2ヶ月の間に卵を産んで親は死にます。そして8月頃から、真新しい美しい羽を持ったクジャクチョウが高原の夏を彩ります。

“冬を耐えた生命” への3件の返信

  1. 越冬するといっても、高原ですよね?!雪は降るし
    零下にはなるし、大変ですね・・・クジャク蝶。
    観た事あったかな?蝶は好きなので、昔は図鑑で
    随分眺めていました。千葉で蝶ウオッチャーの人
    の話を聞いたことがあります。どんどん開発されて
    生態系が崩れて個体数が減ってる種があるそうです。
    (緑色のシジミ蝶です)それも観た事がありません。
    もっと蝶が食べられる植物(や、いい環境)があれば
    いいんですが。

  2. ASさん、いらっしゃい。
    クジャクチョウは羽を広げると5センチほどの大きさでしょうか。
    モンシロチョウなどよりは大きいですが、この体に高冷地の冬を越す
    力があるのは不思議なくらいです。
    ミドリシジミ類の数が減っているのは聞いています。
    小さいけどきれいな蝶ですよね。

  3. クジャクチョウ

      くじゃくのような目玉模様をもつタテハチョウ。本州では中部地方以北にのみ分布す…

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