意味・藤の花が咲き広がってゆくのを見ると、霍公鳥(ほととぎす)が鳴く頃になったんですね。
作・田辺福麻呂 「たのしい万葉集」より
藤の花と言えば藤棚からこぼれるように咲く豪華なイメージを連想しますね。
写真は住む人が居なくなった庭の藤の花です。藤棚はずいぶん前に壊れて自然樹形のようになっています。丹誠込めた主が既に居ないのを知ってか知らずか、この藤の花は毎年咲き続けています。
また今年も藤の花が咲いて、ホトトギスの声が聞こえる季節になりました。
一般には「時鳥」または『不如帰」と書くホトトギスですが、ここで「霍公鳥」という文字を使っているのは何故か考えてみました。
霍公(鳥)を音読みすると「かっこう」ですね。これは私の推論ですが、昔はホトトギスとカッコウが明確に区別されていなかったのではないかと思うんです。どちらもホトトギス科の鳥で、託卵の習性がある点も同じ。しかも森の奥から大きな良く通る声で鳴きます。見た目も割と似ているので、昔の人は同じ鳥だと思っていたとしても不思議はないでしょう。
今、八ヶ岳ではカッコウとホトトギスの声が聞かれます。
カッコウやホトトギスの声が聞こえる季節ですか。
いいですねえ。流石に、こっちでは聞けませんが
うぐいすは鳴いてます。
歌の鳥がホトトギスとは知りませんでした。
藤の花は、もう終わりのようです、こちらは。
ASさん、いらっしゃい。
私も霍公鳥と書いてホトトギスとは思いませんでしたよ。
霍は鬼の霍乱の霍ですから「かっこうどり」つまりカッコウの事かと
思うのが自然ですよね。
で、記事に書いたように昔は混同していたのではないかと、、。
こちらでは、カッコウもホトトギスもウグイスも鳴いてます。
高原の初夏は案外騒々しいものです。(笑