30年程前の金沢の続きで、今回は東京への帰りの特急「あさま」です。
特急「白山」と連結され北陸本線まで乗り入れていたので「あさま・白山」と呼ばれていました。
写真は豪雪で有名な「直江津駅」のホームです。
直江津まで北東向きに走ってきた列車がここで南に向きを変えます。
ホームの反対側に停車していた貨物列車です。
雪がすごいでしょう。
でも、金沢に向かうときに急行「能登」の車内から見た時は貨車の側面が見えなかったから、これでも数日の間にずいぶん溶けたんだと思います。
走行中の車内から撮りました。
山の向こうに夕陽が沈みます。
田圃の畦が分からなくならないように杭が打ってあるのでしょうか?
深夜の軽井沢駅です。
これから碓氷峠を下るので「あさま」の前に重連のEF 63型電気機関車が連結されます。
下りなのに機関車を連結するのは、ブレーキを補助して暴走を防ぐためです。
「あさま」とEF 63の連結作業です。
今となっては見られない、貴重なシーンですよ。
さて、21回に渡ってご覧いただいた「過去ログ写真館」は今回で最終回です。
私の手元にある他のモノクロ写真は既にプリントがありません。ネガだけはありますが掲載する予定はありません。この後もし掲載するとしたらカラーポジになるのですが、それには準備にも時間がかかるので「またいつか機会があったら」という事にさせてください。
長い間ご覧いただきましてありがとうございました。
全ての過去ログ写真館は、部屋の整理をしていたときにたまたま出てきた昔のベタ焼きプリントで構成しています。
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お早うございます、お邪魔致します。
『一区切り』、お疲れ様でした。
パーフォレーションが一緒に写し込まれる事で
あの密焼ベタ独特の【画像をギュッと凝縮した感触】が
再現され、モノクロの画像の雰囲気とあいまって紡いで来た
時間の空気を感じさせてくれる得難いシリーズであったと感じています。
…3枚目の夕日の描写、凄いですね。稜線そのものがハレーションを起こしているようで!
モノクロ写真の情緒性みたいなものを感じさせてもらい
あらためて白黒もいいな〜と思いました。
こうやって昔の写真を見て、とても懐かしく、
写真は良いななんてね。
モノクロ写真を撮っていた頃は、目がモノクロモードになっていて、
ここを撮ればどんな感じのモノクロ写真になるかってのが見えていた気がします。
レンズも単焦点で、その画角でしか撮れないから、
この位置から撮ればこんな感じで写り込むってのが頭に入っていました。
それが今はズームレンズなんか使っているから、
頭の中にイメージが何も浮かんでこない。
撮った後で、パソコンの画面を見て初めて見ているような気になります。
この写真の中では一番上のが好きですね。
とても素敵なシリーズ写真ありがとうございました。
warabieさん、いらっしゃい。
モノクロ・ベタ焼きだからこその「凝縮感」は、確かに仰るとおりの効果があったようです。
評判によっては途中でやめるつもりだったのですが、結局最後のベタ焼きまで来ました。
3枚目は完全に太陽が画面に入っていますから、撮影時には眩しくて見えなかったんじゃ
ないかと思うんですが覚えていません。
右の山肌に、絞りの形のゴーストがはっきり写ってるのがご愛敬かな。
五角形だから、28mm/3.5です。(笑
exifさん、いらっしゃい。
そう、モノクロはいいですよね。
今まで過去ログ写真館で紹介した写真も間が抜けているところがずいぶんあるんだけど、
それはカラーポジを使ったりしていたからです。
撮影に行くときにカラーとモノクロのフィルムを交互に使ったりしていたから。
昔はシャッターを押すときには出来上がった写真が頭に浮かんでいました。
モノクロでもカラーでも望遠でも広角でも、カメラを構える前に「ここはこんな感じ」という
イメージを持てたし、画角によっては走って近付いたり遠ざかったりと「足」も使ったし。
ズームだと、ファインダーを覗くまでイメージが浮かばないですよね。
増してデジカメになると「1カットにお金がかかる」フィルムカメラほどの緊張感が無いし、
パソコンで見るまで頭の中に画像が出てこないってのは確かにあります。
まあ、それほど突き詰めた写真を撮っていないのだから仕方がないですけれど。(笑
1枚目は、列車のボディーと窓ガラスの質感と、映った景色がいいでしょう。
一番後ろに車掌さんも居るし。
雪の風景は、いつも私の原風景の中に
あるので、これは本当に凄い!!!!
なんともいいようがないです。
今は私でも写真が撮れたりしますが
この頃は、かなりカメラを持つというのが
緊張することであったろうな、と思います。
ましてや、旅行でとなれば。
汽車と雪景色と夕陽・・・・
素敵な過去ログ写真館、ありがとうございました。
ASさん、いらっしゃい。
モノクロの場合は、フィルム現像からベタ焼き、大判プリントまで自分でやっていましたから、
コスト的にはそれほどでもないのですが、手間は相当かかりましたね。
カラーは特にお金がかかるから、失敗しないように気を使って撮影しました。(笑
その内にまたご覧いただける物も出てくると思います。