「シンビズム4」上田市立美術館で


2018年から続く、信州ゆかりの現代アーティストを紹介する企画展です。
長野県内の美術館学芸員の共同企画として、今年は上田市立美術館で開催されています。


小山利枝子さんの作品。ふんわり柔らかいようで、流れるようなスピード感のある動きと力が感じられました。


戸谷成雄さんの作品。大胆かつ精細に削り込まれた木柱に、枯れながら生きているような、不思議な存在感がありました。


母袋俊也さんの作品。精神の世界を背景にリアル、現実の世界に働きかけるという作者の考えがこの展示なのだと思いました。


辰野登恵子さんの作品。しっかりした重量感とフォルムを持ちながら、それゆえ空間に浮かぶような不思議な画面です。

一部を除いて写真撮影が可能だったので気に入ったところで撮りました。
4人の作家は、私と同年代か少し上くらいの方たちでしたので、失礼を顧みず勝手な感想を書かせていただきましたが、実際にこの展示を見た人でないとわからないかも知れませんね。

上田市立美術館の展示は3月14日で終わってしまいますので、ご覧になりたい方はどうぞお急ぎください。
8月14日〜9月12日に安曇野市立豊科近代美術館でも「シンビズム4」が開催されますが、内容は全く違うものになるようです。