旧国鉄クモハ40系(切妻型)

071124011970年、中央線甲府駅1番線ホームで撮影した塩山ー韮崎の区間列車です。
これは最後尾ですから、写真の奥が竜王、韮崎の方向になります。
ホームでは車掌が発車時刻を待っています。

色は俗に「スカ色」と呼んでいた「横須賀線色」で、車体の上下が濃い青、窓の周りがクリーム色です。(この写真は以前北杜市アルファブログにも掲載しました。)
さて、少々マニアックな話になりますが・・この車両の形式はクモハ40形式そのものではないと思います。
1932年から製造されたクモハ40は、妻面が平らな切妻型と、左右に曲面がある半流線型の2種類があり、そのどちらもが色々と改造されたり、新型も加わったり、更にそれが統廃合されたりしながら、多数の形式の車両が生まれました。
だから、それを1枚の写真だけで判断することは余程のマニアでない限りは無理なんです。
私の考えでは、クハ47またはクハ55だと思うのですが決め手はありません。
ですから一応「クモハ40系(切妻型)」と呼んでおきます。
この系統は、前に紹介した「クモハ11系」が17mだったのに対し、20mの全長を持つ大型の電車です。