諏訪大社上社本宮/配置の不思議

08012601東参道から「布橋」を通って来ると、この「堀重門」の左側あたりに出ます。
この門は通れないので右側の参拝者入り口から塀の中へ入ります。
中には、宝物殿、参拝所、拝殿、その他いくつかの建物があります。
上社本宮は、ちょっと不思議な配置をしているのです。

前の記事で「どの参道から入っても、一旦東参道へ回り、布橋を通って拝殿へ向かうのが正式な参拝方法」と書きました。
08012602それを図にすると左のようになるんです。(スケールは合っていません)
ピンクの矢印が参拝経路ですが、東参道は何と拝殿の裏手・・参拝者はグルッと回って自分が歩いてきた東側に向かって参拝することになります。
しかも拝殿の奥には杜があるだけで、ご神体の守屋山の方角も違います。
下社の春宮、秋宮と比べ、4本の御柱が囲む範囲が非常に広いのも特徴だと思います。
08012603参拝者入り口を入ったところに竜の手水があります。
雪がかなり残っていて、周囲は凍っていました。
ここは建物にも竜の彫り物が多いです。
建御名方の命を祀る神社ですが、古来の水神信仰と習合しているからでしょうか?
08012604これが参拝所です。
下社の春宮、秋宮では、誰でも拝殿前まで入れますが、ここではご祈祷の申し込みをした人以外は入れませんので、一般参拝者は参拝所の前で参拝します。
08012605拝殿です。
彫り物も立派で、神域の雰囲気が漂っています。
近くまで行けないのが残念ですね。
08012606堀重門の前の階段を下りたところです。
北参道、西参道から入った人は、最初にここまで来て左へ進み、東参道へ回り「布橋」を通って、この階段の上の高いところへ出てくるわけです。

「不思議な配置」と書きましたが、もう一つ・・・下社では出雲大社や熊野大社と同じ形の太いしめ縄があったのですが、ここにはありません。
さて、どうしてなのでしょうね。

“諏訪大社上社本宮/配置の不思議” への5件の返信

  1. もしかして、祭ってある神様の性別なんですかね?
    確か神社の屋根の形は性別を表しているって聞いたことあります。
    水神、富士見パノラマスキー場の麓に『ゆーとろん水神の湯』ってのがありましたね。
    土曜の夜、僕も彼女も仕事終わってから、萌木の村のロックに、ベーコンカレー食べに行ってきました。
    冬の恒例、寒いほどお得キャンペーンでしたからね!
    結構当てにしてきているお客さんいました。
    でも、マシュマロが・・・

  2. さんちゃん、いらっしゃい。
    性別ですか・・確かに上社は男神、下社は女神ですが・・建御名方の命の父親である
    大国主命を祀る出雲大社は、下社と同じように参道から拝殿まで真っ直ぐなんです。
    しかし寒いですね。
    寒いほどお得キャンペーンは連日50%OFFらしいですね。

  3. 龍が良いですね。(^^)
    ご存じだとは思いますが、私は手水舎の龍が好きなんですよ。
    でも、写真を撮るにはあまり綺麗にしていない所があって・・・。
    ここは良いです。

  4. 諏訪大社上社本宮/神楽殿

    堀重門の前の階段を降りると、すぐ脇に温泉の手水があります。石の割れ目から湧き出ているようです。「明神湯」と言って、諏訪明神愛用の温泉とのことです。諏訪明神は諏訪大社の祭神「建御名方神」の事ですね。…

コメントは受け付けていません。