機関士と機関助士

080129021970年8月、小海線甲斐小泉駅に停車中の八ヶ岳高原号を牽くC56形蒸気機関車です。
機関車には、機関士と機関助士の二人が乗務しています。
写真はすれ違いの列車を待ちながら、計器の確認などをしているところです。

機関士はもちろん機関車の運転が仕事です。
その運転装置がまた、電車のように近代化されていないから、職人技だったりします。
08012903機関助士は、ボイラーに水を送り石炭をくべて蒸気を作ります。
自分でエネルギーを造りながら走ることが出来るのが蒸気機関車です。
機関車が列車を牽いて走るだけのエネルギーを造るんですから、機関助士は大変な仕事ですね。

停車時間に余裕があるときには、炭水車に上って石炭を前へ寄せます。
前の方へ高く積んで寄せておくと、シャベルですくいやすいからです。
しかも、釜さえ焚いていれば良いというわけではありません。
信号確認や、各種のチェックは機関士と二人で声を出しながらやっていますし、機関士に見えにくい右側の確認などは機関助士の仕事です。

こんな情景は、今では見られませんね。

“機関士と機関助士” への10件の返信

  1. C56は小柄なんですね。
    いまの運転手と違って、座って計器を動かしていれば良いわけでなく、
    身体を動かして走らせているのは大変でしょうね。
    体力とかもいるだろうし。
    機関車の場合、走っている勇姿を見る事は多いのですが、
    こうやって停車してるときなどの様子は貴重ですね。
    給水している所とかも見てみたい気がします。

  2.  C62と言う機関車が好きでした。「銀河鉄道999」のモデルになった機関車、「999」が好きでC62が好きになったと言った方が良いかもしれません。
     鉄道の事は良くわかりませんがこの当時の方が「運転」しているとか「転がしてる」と言った感じが強かったのでしょうね。
     電車より蒸気機関車の方が迫力あるし・・・。

  3. exifさん、いらっしゃい。
    C56は、近代型のテンダー式(炭水車を連結するタイプ)SLとしては、一番小型です。
    小型とは言っても、全長14m以上、動輪の直径140cm、機関車とテンダーを合わせた
    重量(水、石炭を積んだ状態)は65トンもあるんですよ。
    給水中の写真は残念ながら見あたりません。
    子供のころは何回も見ていたんだけど、カメラを持つようになってからは、たまたま
    見る機会がなかったのかも知れません。

  4. tosiさん、いらっしゃい。
    C62は、日本最大の蒸気機関種です。
    全長21.5m、動輪直径175cm、重量(水、石炭を積んだ状態)150トンでした。
    戦争中に、軍需輸送用に作られた大型貨物用のD52形を、終戦後に一気に増えた旅客輸送に
    対応するために改造して作られた機関車です。
    東海道線で「特急つばめ」等を牽引していました。
    末期には、北海道の雪原で「急行ニセコ」を牽く姿が格好良かったですよ。

  5. あっ、ポニーだ。小学生の頃、子供向け鉄道の書籍で見ましたよ。
    確か、C11に炭水車つけたイメージなんですよね。
    ターンテーブルがない路線で後退しやすいように炭水車の肩後部が斜めにカットしてあるんですよね。
    そういえば、その本で見た写真なんですが、ポニーの背景に八ヶ岳写っていて、確か、赤いガーター橋?
    の写真があったのを記憶しているのですが、たぶん旧道だと思うのですが、
    どの辺だかくまぱぱさんご存知ですか?

  6. さんちゃん、いらっしゃい。
    良く写真にあるあの鉄橋は、清里ー野辺山間の県境の辺りです。
    最高地点より清里よりです。
    今は141号が新道になっているので、同じ写真は撮れません。
    あ、それから、C56の原型はC11ではなくてC12です。
    C12は、中央線の電化後もしばらくの間、甲府駅で貨物の入れ替えをしていました。

  7. いよいよ今年ですね。
    4月から6月にかけての観光キャンペーンで甲府-塩山間にD51が走るんですよね。
    昨年12月27日のサンニチ新聞に出ていましたね。
    日野春駅にはSLの給水塔ありましたよね。
    小海線ではトロッコ風列車が走る予定ですね。
    SLとまではいかなくても、ディーゼル機関車で客車走らせてくれると、
    話題性はあるんじゃないでしょうかね?
    環境面ではどうかと思いますがね・・・

  8. さんちゃん。
    甲府ー塩山のD51は見に行きたいですが・・すごい混雑でしょうねぇ。
    写真さえまともに撮れるかどうか・・(笑
    本当は小海線にC56を走らせられればいいんだけど、今の小海線の線路規格は
    ディーゼルカーのキハ110系(車重30トン+a)を基準にしているから、とても
    65トンのC56を支えきれないんです・・残念だけど。

  9. こんばんは。
    小海線にもSLが本当に走ってたのですね。
    なんて、また書いてしまいましたが。<(^^ 蒸気機関車の運転台をたまにテレビで見掛けますが、 本当にどうやって操作するんだろう・・・。ってくらい、 いろいろな装置がところ狭しと並んでますよね。 とても運転できそうも無いな。(笑)

  10. くまごろーさん、いらっしゃい。
    SLの運転台は本当に複雑です。
    電車の「ワンハンドコントロール」とは対極にありますね。
    誰にでも運転できる物じゃない・・職人芸の世界に近いですね。

コメントは受け付けていません。