秋の空 ハイブリッド列車が行く


秋晴れの午後。ハイブリッド列車が走って行きます。





場所はお馴染み、小淵沢の大曲りです。

この大曲りについて・・「当初は富士見駅を起点とする予定であったが、用地の買収や工事などの関係から小淵沢駅起点に変更された(小淵沢駅 – 甲斐小泉駅間に急カーブがあるのはそのためである)」・・とウィキペディアに出ています。
当初、富士見駅を起点とする計画はありました。鉄道大臣の小川平吉が長野県富士見町(当時は御射山神戸村)の出身だったからですが、収賄事件で実刑判決を受け失脚しています。
そのへんの関係で起点駅が変わったのは事実かと思いますが「小淵沢駅 – 甲斐小泉駅間に急カーブがあるのはそのためである」というのは、私は違うと思います。
このくらい大きく迂回して距離を稼がないと小淵沢から甲斐小泉までの標高差163mを登ることができなかったからだと私は考えています。
小淵沢始発で、釜が完全に温まりきっていない状態で、この標高差を登るのは困難だったのではないかと考えれば、当然必要なのは距離になりますから。
ちなみに、小淵沢ー甲斐小泉は163m差で7.1kmあります。
甲斐小泉ー甲斐大泉は標高差114mを5.1kmで、甲斐大泉ー清里は標高差116mを5.3kmです。