EF15型電気機関車


韮崎市中央公園に保存されている旧型電気機関車です。
国鉄時代の電気機関車でも、更に旧型と呼ばれる機関車の典型的外観です。


車体の前後に「デッキ」があります。列車の入れ替えや連結作業のときに係員が乗って旗を振ったりする場所です。この下に従輪(動力のない車輪)があります。


台車が3軸なのも特徴です。新型は 〇〇-〇〇-〇〇 と、2軸台車が3台で合計6軸(F型)ですが、旧型は 〇〇〇-〇〇〇 と、3軸台車が2台で合計6軸(F型)です。


軸受部分のカバーです。両側にある蓋付きの箱状のものは、滑り止めの砂を入れておく砂箱です。運転席からの操作で散布できます。


2台の台車の間の部分です。この隙間が、カーブの外側では広がり、内側では縮むことになります。

電気機関車の静態保存はあちこちにありますが、ここの特徴は貨車(無蓋貨車3両と車掌車)を連結した貨物列車として保存されていることで、全国でも珍しいです。
ただ、雨ざらしなことと、補修があまり行われないことで、痛みがかなり進んでいるのが残念です。