棒線駅 4 馬流駅


小海線で4つ目の棒線駅、馬流(まながし)駅です。
駅の両側はカーブですがホームは直線区間に設置されています。東馬流地区の集落の縁の位置にあり、ホームの反対側に家は殆ど無いですが、ホームのある側は家々が密集しています。


1919(大正8)年、佐久鉄道 羽黒下駅~小海駅間の開通時に馬流停留所として開業しました。地元の年配者は今でも停留所と呼んでいる人が多いようです。
こういう小さい駅のホームは大抵どちらかの端に出入り口がある場合が多いのですが、この駅は待合所の近くに入り口があります。


集落内の家が密集した場所なので、狭い道路が家々の間を抜けて、いきなり段差もなくホームに入ってしまいます。
うっかり走り込んだりすれば、幅の狭いホームを突っ切って線路に落ちてしまいそうです。

この東馬流地区は、秩父事件の際の困民党軍の終焉の地で、戦死者の墓が徒歩5分ほどのところにあります。

次の棒線駅は「高岩駅」です。