C56 149 再び滅びるか?


小海線清里駅前に保存展示されているSLです。
C56 149号機。かつて美し森たかね荘で赤錆の塊と化していた可愛そうな機関車は、見事に修復され2009年9月に清里駅前に移動して、清里を訪れる観光客や鉄道ファンに親しまれ、ようやく安住の地を得たと思われていました。


しかし、修復から既に9年の時が流れ、塗装にはかなりの荒れが出て、しつこい赤錆も目立つようになってきました。
木製の窓枠などは、ほとんど塗装がなくなり腐りかけているように見えます。


特に酷いのはテンダー(炭水車)です。
塗膜がほとんどなくなり、全体が白っぽく、赤錆もかなり出てきています。
「野辺山駅前のC56 96」と比べれば一目瞭然の痛み方です。
このままではいずれ元のような悲惨な状態になってしまうのではないかと心配しています。

廃車になった機関車は普通は解体処分されるのですが、自治体や学校などが希望すれば大抵は無償貸与という形で譲り受けることができ、小海線沿線ではこの149号機を含め、小淵沢小学校の126号、野辺山の96号、中込学校横の成知公園の101号、小諸懐古園の144号と5両のC56が保存展示されています。
清里駅前に移動したときには一番きれいだった149号が、今は5両の中で一番汚くなってしまいました。
譲り受けた機関車を良い状態に保つのは、希望して譲り受けた側の責任で、こういう状態はとても恥ずかしいことです。

早く何とか対策を講じないと、とても観光客に見せられるものではなくなってしまいます。(既に限界と思われます)
ちなみに、たかね荘に置かれていた時の写真がこれです。

またこんな事にならないように祈るだけでなく、何とか行動したいと思います。
Facebookで声をかけて、どのようにするか、費用面、技術面も含めて相談していきたいと思います。