投稿日: 2018年10月15日2018年10月14日 投稿者: くまぱぱ黄昏の列車交換 黄昏近い清里駅に上り列車が入ってくる。 針葉樹の梢に最後の夕日があたり、前照灯にレールが光る。 夕焼け空の手前の闇から下り列車のエンジン音が聞こえてくる。 どちらの列車も乗り降りする人の姿がある。駅としてはちょっと活気のある時間かも知れない。 列車が発車していく。 大きなザックを背負った女性が、構内踏切を渡りながら列車を振り返った。 梢の夕光は既に消えている。