BiND up


ホームページ制作用のソフト「BiND」の最新バージョン。
最初のBiND(1)から前回のBiND 10まで、バージョン数が付いていたんだけど、今回から「BiND up」となった。
機能的にも進化しているようだが、まだ使い始めなのでそこまで実感できていない。


一時の過剰とも思えるオマケ満載のパッケージ版からは考えられないほどシンプルになったパッケージ版。
ただシリアルナンバーのカードが入っているのみで、インストーラーのCDなどは無い。
要するにインストーラー(アプリケーションデータ)はサイトからダウンロードして、このシリアルナンバーを使えというのだ。
それならダウンロード版で良さそうなものだが、ダウンロード版の値段が殆ど変わらないので、つい無駄を知りつつパッケージ版を買ってしまうのだ。

さて、実際に使ってみた感じは、今までのBiND 10とさほど違うようには思えない。
まあ、使用感を合わせてあって大きな違和感がないという意味で、これは褒め言葉だと思ってほしい。
実際にもう少し使い込んでみないと、進化した部分の評価や、まずい部分などは指摘できない。

ここ何年もそうなのだが、今のサイト制作では「最初の制作を依頼し、その後の更新は自分(自社スタッフ)ができるようにして欲しい」というクライアントが多い。
WordPressなどを仕込んで、更新はウェブブラウザーでしてもらうのも方法だが、デザインの面では少々面倒だし、セキュリティーの面でも心配・・しょっちゅうセキュリティー関係のアップデートがあるし、それに対応してもらわなければならない。
それに、慣れない人が何かやらかしてしまった場合に、私にヘルプ要請が来るのは予想できるし、復旧も簡単ではない。

そういう面では、BiNDを使って制作し、クライアントにもBiNDを購入してもらうのが安全で手っ取り早い。
当初の更新方法の指導などはWordPressでもBiNDでも必要だが、WordPressは失敗したものがすぐに公開画面に反映されてしまうのに対し、BiNDは失敗してもウェブ上にアップする前のプレビューで気付けば公開前に対応できることもある。
デザイン的にも細かい調整ができるし、慣れない人にも親しみやすいと思う。

そんなこんなで、私はBiNDをサイト制作アプリケーションとして使うことが多い。