610Rを走るE351


長坂駅直前のカーブを走るスーパーあずさです。


半径610mのカーブは、中央線としてはきつくありません。


それでも振り子式らしく車体を傾けての力走です。


E351系の設計最高速度は時速160kmですが、最高運転速度は130kmです。


つまり、中央線の特殊事情により運転速度が30kmも低く制限されているということです。
中央線の特殊事情とは、カーブがきつい他に、単線区間がある、普通列車の追い越しが出来る駅が少ない、他の形式の列車がそれほど速く走れない・・等々です。
E351系にとって、このオーバースペックとも言える性能は、決して喜ばしいことではなかったかも知れませんね。
新型のE353系は、設計最高速度と最高運転速度は130kmで一致しています。