中央線・立場川廃鉄橋


立場川にかかる中央線旧線の廃線跡の鉄橋です。
紅葉の時期には、保護色のように周囲の木々に埋もれています。


こうして見ると、今にもD51が煙を吐いて、数両の客車を引いて渡ってきそうな気がします。


既にレールも架線も取り外されていますが、下から見ただけでは分かりません。SLに架線は不要ですし。


築堤から道路を越す部分はコンパクトなデッキガーダーです。かなりサビが出て廃鉄橋だと知らされますね。


ボルチモア・トラスと呼ばれる希少な構造の鉄橋で、現存するのはこの旧立場川橋梁を含めても全国で5ヶ所しかありません。
また、製造メーカーが、横浜市のみなとみらい地区の「汽車道」にある港1号橋梁、港2号橋梁を製造したアメリカン・ブリッジ社であるというのも、特筆すべきかもしれないですね。

“中央線・立場川廃鉄橋” への2件の返信

  1. こんばんは。

    鉄橋・・・。今じゃもう古い作り。の一言でくくられちゃいますが、
    やっぱり、重厚感がなんとも言えないですね。
    鉄橋を列車が渡るときの音、これまた、たまりませんね~。
    (「テツ」丸出し・・・。)

    鉄橋には「蒸気機関車」ですね
    (なんて書きながら、直に見たことは無いですが・・・。)

  2. くまごろーさん、いらっしゃい。
    この鉄橋は、1904(明治37)年にから1980(昭和55)年まで76年間使われていたんです。
    どのくらいの数の列車が渡ったことでしょう。

    当然電化される前の方が期間が長いですから、いろいろな蒸気機関車が走ったと思います。
    私が中央線で見たことがあるのはD51だけ・・それも小学校に入る頃まででしたから、ぼんやりしたイメージしか覚えてないですけれど。

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