新海三社神社4


重要文化財の三重塔です。
元は東隣にあった神宮寺の塔でした。


嘉祥二年(西暦849年)の建立ですが、室町期に修復再建されたと推測されています。


この塔の特徴はこのアングルがわかりやすいのですが、気づいていただけたでしょうか?


初層(一階)の屋根を支える垂木は放射状に広がっています。
「唐様」(禅宗様)という様式です。


二層、三層の垂木は並行に並べられた「和様」となっています。

上に書いたとおり、もともと神宮寺の塔でしたが、明治維新当時の排仏毀釈の際に、神社の宝庫とすることで破却をまぬがれました。