これは「ラップサイロ」と言って、牧草をラップの中で発酵させて腐らずに保存され、冬の間の牛たちの飼料になるんです。
以前は、牧場にはサイロという塔のような建物があり、刈り取った牧草はその建物に入れて発酵させていました。
建物の上部から牧草を入れ、下部から発酵が済んだ牧草を取り出して牛に与えていました。
それが大変な重労働で、特に上部から牧草を入れる作業では、転落事故も多かったと聞いています。
建物の外側に落ちれば、怪我はしても命は助かる可能性もあるのです。
でもサイロ内部に落ちた場合は、発酵中の牧草の中に落ちるのですから、例え怪我はしなくても酸欠で窒息死する事が多かったそうです。
「霧の牧草地に霞む牧舎とサイロ」なんてメルヘンの世界のようですが、それは命がけの作業の場でもあったわけです。
ラップサイロの登場によって、そういう危険な作業がなくなると同時にサイロも少なくなってきました。
こんばんは。
まさに、マシュマロですね!
面白いです!
そっかぁ、
牧場といえば「サイロ」って感じですが、
減ってきてるのですね。
くまごろーさん、いらっしゃい。
サイロ、減ってますね。
残っているのも、ほとんど使われていないです。
物置代わりになっている所もあります。
意識して残そうとしない限りは、いずれ消えていくでしょう。
寂しい気はしますけどね。