アプト式電気機関車ED42のピニオンです。
ラック式の動輪とも言えます。
こちらは普通レール用の動輪です。
ロッド式でバランスウエイトがあり、SLの動輪みたいですね。
アプト式でも常にピニオンで走っているわけではないのです。
駅構内などでは、こちらの車輪だけで走っていました。
赤い金具で取り付けられているのは終電靴です。
アプト式区間には普通の架線がなく、線路の外側に電流を流した第三のレールが敷設されていて、そこから電流を取って動力にしていたんです。
古いタイプのアプト式機関車は、アプト式のピニオン引張力と粘着引張力(普通の動輪)の比率が同じ配分(1:1)でしたが、このED42は(見本として輸入したED41も)1:2と、粘着による引張力に重点を置いていたそうです。
つまり、上り勾配の登坂力も必要ですが、それよりも下り勾配での制動力を得るためにこそアプト式の価値があったのだと思います。
こんばんは。
だいぶ冷えてきましたね~。
アプト式。間近で見ると、不思議なものですね。
普通レール用の動輪。
どう見ても、SLの動輪にしか見えませんね。
碓氷峠は、
協調運転でも、山登りよりも下りの方が大変だった。ようですね。
くまごろーさん、いらっしゃい。
このロッド式の動輪は、海外の古い電気機関車には割とあったものらしいですよ。
動力を伝えるのに、ギアをたくさん並べるよりシンプルだったからかもしれません。
急勾配の下りは、列車の暴走が一番恐ろしかったでしょうね。